Backup Agent v13 R2 – リリース ノート
一般リリース – 2019 年 3 月
Backup Agent へようこそ。これは PSQL 製品群に含まれる製品です。Backup Agent は、PSQL で提供される Continuous オペレーション機能を実装するための代替方法を提供します。Backup Agent は、お使いの環境にシームレスに適合し、現在市場で最も普及しているバックアップ アプリケーションと一緒に動作します。
Backup Agent のユーザー マニュアルに含まれていない最新の情報については、このリリース ノートを確認してください。
以下のセクションでは、本リリースに含まれる機能と改善点について取り上げます。
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Backup Agent の新機能
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サポートされるオペレーティング システムおよびデータベース製品
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アップグレードに関する注記
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使用に関する注意
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既知の問題
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マニュアルに関する注記
Backup Agent の新機能
Windows 環境の場合、Backup Agent は 64 ビットおよび 32 ビットのバージョンがあります。お使いのエンジンに応じた適切なビット バージョンがインストーラーによって自動的に選択されます。
サポートされるオペレーティング システムおよびデータベース製品
Backup Agent は PSQL v13 R2 でテストが行われ、サポートされます。サポートされるオペレーティング システムの詳細な一覧は、
弊社 Web サイト
を参照してください。
Backup Agent は、以下の PSQL データベース製品でサポートされています。
PSQL 製品
リリース
ビット数
Windows
Server
v13 R2
64 ビット
Yes
32 ビット
Yes
Vx Server
v13 R2
64 ビット
Yes
32 ビット
Yes
Workgroup
v13 R2
32 ビット
Yes
PSQL Server または Vx Server と同じマシン上に Backup Agent をインストールする場合は、Backup Agent の製品キーは必要ありません。Backup Agent を Workgroup に追加する場合は個別に Backup Agent ライセンスを入手する必要があります。
Backup Agent v13 は、PSQL Server と一緒に使用する場合は個別のライセンスを必要としません。これは PSQL v13 R2 Server for Windows に含まれています。
Windows Nano Server および IoT Core
現在、Windows Nano Server および IoT Core で Backup Agent v13 はサポートされていません。
アップグレードに関する注記
このトピックでは、Backup Agent を以前のバージョンから Backup Agent v13 にアップグレードする際の方法について説明します。
Windows
Windows プラットフォームの場合、Backup Agent v13 R2 では Backup Agent の旧バージョンからのアップグレードに以下の方法を提供します
Backup Agent v13 R2 へのアップグレード
方法
v13 SP2 から
Backup Agent v13 R2 インストーラーを実行して v13 SP2 を置き換えます。ライセンスと各種設定はすべて自動的に引き継がれます。
v13 SP1 から
Backup Agent v13 R2 インストーラーを実行して v13 SP1 を置き換えます。ライセンスと各種設定はすべて自動的に引き継がれます。
v13 から
Backup Agent v13 R2 インストーラーを実行して v13 を置き換えます。ライセンスと各種設定はすべて自動的に引き継がれます。
v12 から
Backup Agent ライセンスが既に認証済みであっても、Backup Agent v13 R2 インストーラーは製品キーの入力を求めるダイアログ ボックスを表示します。次のいずれかの手順を実行してください。
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v13 R2 の製品キーを入力します。
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製品キーを入力しないまま、ダイアログをクリックしてアップグレードを続行します。その場合でも Backup Agent v13 へのアップグレードを完了することができます。対象が PSQL Server エディションのインストレーションの場合は、これで Backup Agent v13 が認証されます。対象が PSQL Workgroup エディションのインストレーションの場合は、評価版として扱われ、評価期間が終了するまでに有効な製品キーを入力する必要があります。
使用に関する注意
既に Continuous オペレーションまたは Backup Agent を使用するバックアップ処理がある場合は、PSQL VSS Writer と一緒にその処理を使い続けることができます。PSQL VSS Writer は Continuous オペレーションや Backup Agent の機能を妨げることはありません。ただし、PSQL VSS Writer と Continuous オペレーション(または Backup Agent)を
併用
しても利点はありません。どちらか一方の方法を選択すれば、バックアップ処理はより簡潔になります。
PSQL VSS Writer は Microsoft VSS フレームワークも必要とすることに注意してください。Backup Agent では Microsoft VSS フレームワークを使用しません。したがって、Microsoft VSS フレームワークが PSQL VSS Writer を呼び出し、I/O 操作が停止された場合でも、Backup Agent はバックアップに参加しません。Backup Agent はバックアップ処理に個別に追加する必要があります。そのバックアップ処理は Backup Agent の開始と停止を行う必要もあります。
最適化を実行中のファイルに対して、データ バックアップを目的とする Backup Agent 操作を実行することはできません。
既知の問題
修正履歴および既知の問題については、弊社 Web サイトで参照できます。
制限事項
以下は Backup Agent v13 の既知の制限事項です。
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Backup Agent を使用する前にアーカイブ ロギングを無効にする必要があります。
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Backup Agent は、テンポラリ ファイルには Continuous オペレーションを適用しません。
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Backup Agent は読み取り専用ディレクトリに置かれているファイルには Continuous オペレーションを適用しません。
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読み取り専用ファイルには書き込み操作でアクセスすることはできませんが、Backup Agent はこれらのファイルを Continuous オペレーションに入れることができます。Backup Agent ログ ファイルは Continuous オペレーション内に存在するファイルをリストします。読み取り専用ファイルを読み取りまたは書き込みとして開いた場合、データベース エンジンは Continuous オペレーションを開始しません。読み取り専用ファイルには更新処理は行われないので、データベース エンジンはデルタ ファイルを作成しません。デルタ ファイルが作成されないため、Backup Agent が管理するものは何も残されません。
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butil または Maintenance ツールなどのほかのユーティリティを使用して Continuous オペレーションを開始しないでください。ファイルに対する Continuous オペレーションの適用と解除には同じユーティリティを使用するようにしてください。
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ワークグループ環境で Backup Agent を使用する場合、Backup Agent がインストールされているマシン上のローカル ファイルのみが Continuous オペレーションの中に置かれます。リモート ファイルは Continuous オペレーションの中に決して置かれません。
マニュアルに関する注記
ここでは、本リリースに含まれている Backup Agent マニュアルに関する情報を提供します。
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Backup Agent Guide
(CHM および PDF)
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これらのリリース ノート(readme_ba.htm)
これらのドキュメントは、Backup Agent 製品のインストールの一部としてコンピューターに保存されます。[スタート]メニューまたはインストール ディレクトリからアクセスすることができます。
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