Pervasive PSQL v11 SP3 の新機能
 
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Pervasive PSQL v11 SP3 の新機能
新機能および変更された機能の概要
この一般リリースでは、以下の新機能と変更が含まれています。
Windows 8 および Windows Server 2012 のサポート
インストール
IPv6 をサポートするインターフェイスの追加
ライセンス
各種ユーティリティ
ステータス コード
リレーショナル インターフェイス
SDK アクセス方法
Windows 8 および Windows Server 2012 のサポート
Windows 8 では、タッチスクリーン入力向けに設計された新しいユーザー インターフェイスを備えていますが、従来のマウスとキーボード入力も引き続き対応します。このセクションでは、Pervasive PSQL が対応している Windows 8 の機能、および以下の項目について説明します。
サポートされるエディション
Windows Server 2012 のアプリケーション認証
Windows 8 の機能
サポートおよび適用されない機能
サポートされるエディション
次の表では、Pervasive PSQL でサポートされる Windows 8 のエディションを示します。
表 1 Windows 8 のエディションに対する Pervasive PSQL のサポート
Windows 8 エディション
Pervasive PSQL 製品
Server
Vx Server
Workgroup
Client
Windows 8(32 ビットおよび 64 ビット)
Windows 8 Professional(32 ビットおよび 64 ビット)
Windows 8 Enterprise(32 ビットおよび 64 ビット)
Windows RT
×
×
×
×
Windows Server 2012 64 ビット(32 ビット版はありません)
Windows Server 2012 のアプリケーション認証
Pervasive PSQL Vx Server(64 ビット版)は、Windows Server 2012 向け Windows Server アプリケーション認定プログラムのロゴを取得しています。
Windows 8 の機能
ここでは、Windows 8 の機能の中で Pervasive PSQL に関連する主な機能について説明します。
スタート画面とアプリ画面
Microsoft Live ID
記憶域とシン プロビジョニング
ReFS ファイル システム
4K 読み込みセクター サイズ
共有記憶域不要のライブ マイグレーション
フェールオーバー クラスター環境での SMB 3.0
NIC チーミング
高可用性
プール化された仮想デスクトップ インフラストラクチャ
SkyDrive
リフレッシュおよびリセット(初期状態に戻す)
Disk2VHD と起動可能な VHD
Internet Explorer 10
Windows Defender
スタート画面とアプリ画面
Windows 8 では、従来の[スタート]メニューが「スタート画面」と「アプリ画面」に置き換わりました。どちらの画面も Windows ストアのアプリを表示するタイルおよび Windows ストア以外のアプリケーションを表示するショートカットを使用します。
スタート画面は、個別にカスタマイズできるユーザー設定の場所と見なされています。そのため、デフォルトで、Pervasive PSQL コンポーネントのショートカットはスタート画面に表示されません。
以下の Pervasive PSQL コンポーネントのショートカットはアプリ画面に表示されます。
表 2 Windows 8 のアプリ画面に表示される Pervasive PSQL コンポーネントのショートカット
Pervasive PSQL コンポーネント
アプリ画面上のショートカット名 1, 2
Pervasive PSQL Control Center およびドキュメント
PSQL Control Center およびドキュメント
License Administrator
Pervasive License Administrator
PVSW ログ
PSQL PVSW ログ
ワークグループ エンジンの開始
PSQL ワークグループ エンジンの開始3
ワークグループ エンジンの停止
PSQL ワークグループ エンジンの停止3
DDF Builder
DDF Builder
Function Executor
PSQL Function Executor
Gateway Locator
PSQL Gateway Locator3
Maintenance
PSQL Maintenance
Monitor
PSQL Monitor
Notification Viewer
PSQL Notification Viewer
Pervasive System Analyzer
Pervasive System Analyzer
Query Plan Viewer
PSQL Query Plan Viewer
Rebuild
PSQL Rebuild
1 Pervasive PSQL のコンポーネントであることを特定しやすいよう、ショートカット名の多くに "PSQL" を追加しています。ショートカットはすべて 1 つのフォルダー(グループ ラベル)名の下にまとめられています。アプリ画面上の Pervasive PSQL フォルダー名は "Pervasive PSQL 11" となっています。
2 XIO 統計情報コンポーネントは適用されないので、このショートカットはありません。適用されない機能を参照してください。
3 これらの画面コンポーネントは、Pervasive PSQL Workgroup がアプリケーションとしてインストールされている場合のみ存在します。
Microsoft Live ID
Windows 8 のデフォルト設定では、オペレーティング システムへのサインイン用にローカル ユーザー アカウントが Live ID と関連付けられます。 Live ID でサインインすることによって、その Live ID と関連付けられる特定の個人用設定が自動的に読み込まれます。 また、Windows ストアから購入されるアプリは Live ID アカウントでローミングします。
Pervasive PSQL は Windows ストア アプリではないので、Microsoft の Live ID を使用しても Pervasive PSQL にはローミングの利点が提供されません(ただし、Windows ストア アプリは Pervasive PSQL をデータ リポジトリとして利用できます。 Pervasive Web サイトで入手可能な Open Data Protocol(OData)に関する資料を参照してください。
ただし、Live ID アカウントを使用して、Pervasive PSQL をインストールしたマシンにログ オンすることはできます。その場合、Pervasive PSQL はローカル ユーザー アカウントでログ オンした場合と同じように機能します。たとえば、トランザクショナル サービスおよびリレーショナル サービスの開始は成功します。 同様に、ログオンまたはログオフ時に、必要に応じて Pervasive PSQL ワークグループ エンジンやキャッシュ エンジンを自動ロードおよび自動アンロードさせることができます。 Pervasive PSQL セキュリティは、認証に Microsoft Live ID を使用するよう設定された Windows ファイル システム、ネットワークおよびピアツーピア共有に基づく Windows 8 セキュリティに従います。
記憶域とシン プロビジョニング
記憶域は単独の論理ドライブ リソースにグループ分けされたドライブのコレクションです。シン プロビジョニングは、実際の物理ディスク容量よりも多くの領域を割り当てることができるストレージ技術です。基本記憶域が拡張可能な場合、ファイル システムのサイズをその記憶域よりもはるかに大きくすることができます。
記憶域
Pervasive PSQL のライセンスは、記憶域の使用による影響を受けません。記憶域ドライブ配列を設定、配列から 1 つのディスクを除去、または配列全体を除去することができます。
Pervasive PSQL は記憶域ドライブを通常の物理記憶域として使用することができます。データベース エンジンはドライブ構成やすべての機能に正常にアクセスできます。記憶域の構成によってストレージ不足になると、データベース エンジンから "ディスク領域不足" のステータスが返ります。Pervasive PSQL VSS Writer は、記憶域を使用したバックアップ操作で正常に機能します。
シン プロビジョニング
Pervasive PSQL はシン プロビジョニング ストレージを使用できます。"ディスク領域不足" 状態の場合、オペレーティング システムはそのディスクをオフラインにします。データベース エンジンは "ディスク領域不足" ステータスを返します。
ReFS ファイル システム
ReFS(Resilient File System)は新世代のストレージ技術として設計されています。これは NTFS を基盤として構築されており、NTFS とも互換性が保たれます。アプリケーション レベルでは、ReFS に保存されるデータは NTFS データと同様にアクセスできます。Pervasive PSQL では ReFS としてフォーマットされた物理記憶域を使用することができます。
ReFS と互換性がないのは DOS の短い名前です。これは NTFS の機能ですが、ReFS ではサポートされません。
4K 読み込みセクター サイズ
Pervasive PSQL は 4K セクター サイズ対応のディスク記憶域を使用することができます。
ただし、開かれるデータ ファイルの物理ページ サイズがディスク記憶域のセクション サイズ(この場合は 4K)よりも小さい場合、そのファイルのオープン時、データベース エンジンはシステム キャッシュを使用します。これは[システム キャッシュ]の設定がオフになっていたとしても適用されます。 さらに、データベース エンジンは警告メッセージを PVSW.LOG に書き込みます。 データベース エンジンによって、開いたファイルのページがキャッシュに保持される間は、1 つの警告のみが書き込まれます。また、ファイルに対して実行された butil -stat コマンドも警告を書き込みます。これにより、ファイルに対して -stat コマンドが繰り返し実行され、その間、ほかに操作が発生しない場合は多数の警告が生じます。
システム キャッシュを使用しないようにし、メッセージが PVSW.LOG へ書き込まれないようにするには、4K 以上のページ サイズでデータ ファイルを再作成するか、あるいは標準セクター サイズの物理記憶域を使用してください。
共有記憶域不要のライブ マイグレーション
Microsoft の Hyper-V は、共有記憶域を必要とすることなく、あるホストから別のホストへ仮想マシンの実行を移行させることができます。
Pervasive PSQL Vx Server は Hyper-V 環境下での移行が可能で、PSQL クライアントから再接続する必要もありません。仮想 MAC アドレスとホスト名が仮想マシン移行後も同じままであれば、PSQL Vx Server のキーの状態は "アクティブ" のままです。
Pervasive PSQL Server または Workgroup の場合、直ちに元のホストへ移行するつもりでなければ、 Hyper-V 環境下で移行しなくてもよいでしょう。仮想マシンが別のホストへ移行されると、どちらの製品もキーの状態は "検証失敗" に変わります。データベース エンジンを実行できるのは、"検証失敗" 状態にある一定期間内だけです。
詳細については、『Advanced Operations Guide』の高可用性のサポートを参照してください。
フェールオーバー クラスター環境での SMB 3.0
サーバー メッセージ ブロック(SMB)3.0 はフェールオーバー クラスターからファイルへの共有アクセスを提供します。クラスター環境外で実行している Pervasive PSQL Workgroup は、SMB クラスター記憶域に存在するデータを使用でき、クラスターのフェールオーバー発生時にも中断することなく稼働し続けます。 共有記憶域へのアクセス許可は、オペレーティングシステム(マイ コンピューターやファイル エクスプローラーなど)からではなく、フェールオーバー クラスター マネージャーから設定してください。
Pervasive PSQL Server および Vx Server では、単独の SMB クラスター記憶域に存在するデータの使用をサポートしません。これらの製品では、ローカル ファイル システムのようにエンジンがアクセスする共有記憶域が必要です。
Advanced Operations Guide』の高可用性のサポートも参照してください。
NIC チーミング
NIC(ネットワーク インターフェイス カード)チーミングは、2 つ以上の特殊な NIC をフォールト トレランスやロード バランス用に「チーム」として設定できる機能です。
NIC チーミングは Pervasive PSQL Server、Vx Server、Workgroup をインストールした物理マシンまたは仮想マシンで使用することができます。ただし、NIC チーミングの設定は Pervasive PSQL 製品を認証する前に行っておくようにしてください。その後、NIC チーミングを変更する必要が生じた場合は、まず Pervasive PSQL 製品を認証解除し、NIC チーミングの変更を行った後、その製品を再度認証します。
高可用性
Pervasive PSQL は高可用性環境で使用することができます。『Advanced Operations Guide』の高可用性のサポートを参照してください。
プール化された仮想デスクトップ インフラストラクチャ
VDI(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップインフラストラクチャ)は、ユーザーのデスクトップ オペレーティング システムをサーバー上の仮想マシンとしてホストする機能です。プール型 VDI では仮想マシンのプールを作成します。ユーザーがログインすると、新たに初期化された仮想マシンのインスタンスが作成されます。
Pervasive PSQL Client はプール化された VDI と互換性があり、リモート データにアクセスすることができます。Pervasive PSQL Client は仮想マシン テンプレートに追加することができ、複数のユーザーによってプールからアクセスされた場合、正常に機能します。
Pervasive PSQL Server、Vx Server および Workgroup はプール化された VDI 仮想マシンとは互換性がありません。データベース エンジンが含まれる仮想マシン テンプレートを作成できますが、プールからアクセスされる仮想マシンの各インスタンスが Pervasive PSQL ライセンスに違反します。
リフレッシュおよびリセット(初期状態に戻す)
リフレッシュおよびリセット(初期状態に戻す)を使用すると、既存の Windows 8 インストレーションをそのオペレーティング システムの新しいイメージで上書きすることができます。リフレッシュまたはリセットのどちらの場合も、マシンから Pervasive PSQL(製品キー、レジストリ エントリおよびインストール フォルダーとファイル)が削除されます。
リフレッシュやリセットを使用する場合は、事前にそのマシン上の Pervasive PSQL 製品キーを認証解除しておいてください。これにより、リフレッシュやリセットの完了後の同じマシン、あるいは別のマシンでその製品キーを認証することが可能です。『Pervasive PSQL User's Guide』のキーを認証解除するにはおよびキーを認証するには を参照してください。
リセット
リセットでは個人用のデータ、Windows ストア アプリを含むアプリケーションおよびカスタマイズ設定がすべてリセットされます。
リフレッシュ
リフレッシュを行っても Microsoft Windows ストアからインストールされた Windows ストア アプリは保持されます。Pervasive PSQL などの Windows ストア アプリでないアプリケーションのインストレーション(およびレジストリ エントリ)は、オペレーティング システムの新しいイメージが書き込まれると失われます。ただし、次の点にも留意してください。
Pervasive PSQL のデフォルトのインストール ディレクトリ構造以外の場所で作成したデータベースは、ファイル システムで保持されます。
Pervasive PSQL のデフォルトのインストール ディレクトリ構造内で作成されたデータベースは C:\Windows.old フォルダーにアーカイブされます。
たとえば、C:\Program Files\Pervasive Software\testdb1 に作成された "testdb1" という名前のデータベースは、C:\ Windows.old\Program Files\Pervasive Software\testdb1 に保管されます。
Pervasive PSQL がデフォルトのパスでインストールされた場合、DBNAMES.CFGはC:\Windows.old\ProgramData\Pervasive Software\PSQL に保管されます。
オペレーティング システムのフォルダーである Program Files、Program Files (86)、または ProgramData を含まないファイル パスやデータ パスは C:\Windows.old には保管されません
たとえば、Pervasive PSQL のカスタム インストールを選択し、データ パスに C:\PervasiveSoftware1 を、ファイル パスに C:\PervasiveSoftware2 を指定したとします。DBNAMES.CFG やその他のファイルが含まれるこれら 2 つのディレクトリは、リフレッシュ後にも保持されますが、これらのディレクトリのファイルは C:\Windows.old にアーカイブされません。
Disk2VHD と起動可能な VHD
Disk2VHD を使用すると、物理マシンのインスタンスから仮想マシン(VM)を作成することができます。Disk2VHD は、ハイパーバイザー製品で提供されるほかの Physical‑to‑Virtual ユーティリティと同様のユーティリティです。Pervasive PSQL Vx Server と互換性があるハイパーバイザー製品の説明については、『Pervasive PSQL Vx Server Product Guide』を参照してください。
起動可能な VHD を使用すると、マシンの物理ディスク上のイメージからオペレーティング システムをロードするのではなく、別のマシン上で Windows 8 を起動できる Hyper-V 仮想マシンの作成が可能です。ほかのマシンには Windows 8 がインストール済みであることが必要です。
Disk2VHD または起動可能 VHD を使用する場合は、以下の点に留意してください。
Pervasive PSQL Vx Server では、インターネットの常時接続、および一貫したホスト名と全ネットワーク インターフェイス カード(NIC)の MAC アドレスが必要です。
Pervasive PSQL Vx Server は、ホスト名や MAC アドレスが同じであっても、そのインスタンスごと(仮想マシン用に作成、複製またはコピーされたものを含む)に独自の期限なしキーが必要です。このため、仮想マシンを作成する前に、物理マシン上の Pervasive PSQL Vx Server のキーを必ず認証解除してください。その後、仮想マシンのインスタンスごとに Pervasive PSQL キーを適用します。『Pervasive PSQL User's Guide』のキーを認証解除するにはおよびキーを認証するにはを参照してください。
Internet Explorer 10
PCC ドキュメント ライブラリ、PSA ネットワーク トラブルシューティングのヒント、リリース ノートおよび Pervasive PSQL Web ライブラリなど、HTML 形式で提供される Pervasive PSQL ドキュメントは Internet Explorer 10 と互換性があります。
Windows Defender
Windows Defender はマルウェア対策として強力な保護機能を提供します。Windows Defender で干渉されることなく Pervasive PSQL をインストール、設定および実行できるようにしてください。『Getting Started with Pervasive PSQL』のインストール手順、および『Advanced Operations Guide』の設定リファレンスを参照してください。
サポートおよび適用されない機能
このセクションでは Pervasive PSQL でサポートしない Windows 8 の機能および Windows 8 には適用されない Pervasive PSQL の機能について説明します。
サポートされない機能
Pervasive PSQL は Windows 8 の以下の機能についてはサポートしません。 これらの機能の詳細については、Microsoft の Web サイトを参照してください。
WinRT(Windows 8 ネイティブ ランタイム)
ARM プロセッサ対応
Live Tiles(ライブ タイル)
Connected Standby(接続維持スタンバイ)
負荷の少ないスタートアップ
Windows ストアからの配布(Windows ストアからの Pervasive PSQL の配布)。
Windows To Go
Windows To Go(WTG)を使用すると、Windows 8 Enterprise 版をフラッシュ ドライブや外部ハード ドライブなどの USB 大容量記憶装置から起動および実行することができます。
複数のマシン間で使用できるという WTG デバイスの従来の意味においては、Pervasive PSQL はサポートされません。Pervasive PSQL は WTG デバイスにインストールすることができます。ただし、Pervasive PSQL の製品キーの状態は、Pervasive PSQL を認証したマシンでのみ「アクティブ」となっています。それ以外のマシンを WTG デバイスで起動すると、その製品キーの状態は "検証失敗" になります。
Pervasive PSQL が認証されたマシンでデータベース エンジンを実行させるのであれば、WTG は有用です。それ以外の認証されていないマシンにおける WTG デバイスの使用は、検証失敗期間未満に制限されます。
SkyDrive
上記の項目に加え、Pervasive PSQL をマルチユーザー環境で使用する場合は、SkyDrive はサポートされません。SkyDrive は Microsoft によるクラウド ストレージの実装で、パーソナル クラウド ストレージとして機能します。SkyDrive は一度に 1 つのデバイスのみを操作する単独ユーザー向けに設計されています。複数のデバイスのデータ ファイルに複数のユーザーがアクセスするような状況は、SkyDrive では正しく動作しません。複数のデバイスから同一データに対して同時に更新を行うと、データが壊れたり失われたりする可能性があります。
SkyDrive には、Dropbox.com、Apple の iCloud、Google Drive、CX.com および SugarSync などのパーソナル データ ストレージを目的としたクラウド ストレージのオプションと同様の制限があります。Pervasive PSQL データ ファイルの保存先として SkyDrive を利用する場合は、シングルユーザー データのみにしてください。
適用されない機能
Windows ストア アプリとしての Pervasive PSQL。Pervasive PSQL は Windows ストア アプリではありません。データベース エンジンやクライアントを Windows ストア アプリとしてインストールしたり実行したりすることはできません。
メモ: ただし、Windows ストア アプリは Pervasive PSQL をデータ リポジトリとして利用できます。 Pervasive Web サイトで入手可能な Open Data Protocol(OData)に関する資料を参照してください。
Pervasive PSQL XIO。XIO は 32 ビット サーバー クラスの Windows オペレーティング システムでのみサポートされます。このため、XIO はサーバー クラスではない Windows 8 の各エディション、および 64 ビット版しかない Windows Server 2012 では使用できません。
インストール
Windows プラットフォームでの Pervasive PSQL には以下の変更点があります。
製品の各種ショートカットのグループ化に "Pervasive" という語とメジャー リリース番号を組み合わせた名称を使用します。たとえば、[スタート]メニューからのアクセスは、[スタート] →[すべてのプログラム] →[Pervasive] →[PSQL 11]ではなく、[スタート] →[すべてのプログラム]→[Pervasive PSQL 11]になりました。
以下のコンポーネントのショートカット名にはその名前の一部に "PSQL" が含まれるようになりました。
PSQL Control Center およびドキュメント
PSQL PVSW ログ
PSQL Function Executor
PSQL Maintenance
PSQL Monitor
PSQL Notification Viewer
PSQL Query Plan Viewer
PSQL Rebuild
Pervasive PSQL ワークグループ エンジンの開始(Pervasive PSQL Workgroup のみ)
Pervasive PSQL ワークグループ エンジンの停止(Pervasive PSQL Workgroup のみ)
License Administrator のショートカット名は「Pervasive License Administrator」になりました。
スタート画面とアプリ画面も参照してください。
IPv6 をサポートするインターフェイスの追加
このリリースで、Pervasive PSQL は次世代インターネット プロトコルである IPv6 に対するサポートをさらに強化しました。ここでは、以下の項目について説明します。
IPv6 を用いた Pervasive PSQL の使用
よく寄せられる質問
Pervasive PSQL ユーティリティと IPv6
IPv6 サポートがアプリケーション プログラマーに与える影響の詳細については、アプリケーション プログラマーにとっての IPv6を参照してください。
IPv6 と Pervasive PSQL に関する詳細については、『Getting Started with Pervasive PSQL』の IPv6 を参照してください。
IPv6 を用いた Pervasive PSQL の使用
Pervasive PSQL v11 SP3 では Windows オペレーティング システムにおける以下のアクセス方法にも IPv6 をサポートするようになりました(付録 C の IPv6 のサポートも参照してください)。
OCBC
ADO.NET
JDBC
JCL
以下の Pervasive PSQL ユーティリティには IPv6 が完全に対応するようになりました(付録 C の Pervasive PSQL ユーティリティと IPv6も参照してください)。
PCC
DDF Builder
これらのアクセス方法はすべて、IPv4 環境、IPv6 環境、またはこれら 2 つを兼ね備えた環境で正しく機能します。Pervasive PSQL で特別な設定を行う必要はありません。
クライアント接続
先に挙げたアクセス方法で、Pervasive PSQL Client は、IPv4 を使用する接続と同様に、IPv6 を使用して Pervasive PSQL データベース エンジン(サーバーまたはワークグループ)を実行しているホストへ接続します。つまり、Pervasive PSQL Client はサーバーを名前で指定するか、または IP アドレスを使用して指定し、サポートされるアクセス方法を介してそのサーバーへ接続することができます。
IPv6 のアドレス形式については、次のセクションで詳しく説明します。
IPv6 アドレスの形式
UNC パスおよび URI 接続を使用した IPv6
IPv6 アドレスに適用される特定の制限事項が変更されました。次の表でその制限事項をまとめています。
表 3 Pervasive PSQL での IPv6 の制限事項
制限事項
説明
IPv6 のみの環境における Pervasive PSQL サーバー エンジン
Pervasive PSQL サーバー エンジンは、Windows Server 2003 または Windows XP オペレーティング システムの IPv6 のみの環境ではサポートされません。このサーバー エンジンは、Windows Vista 以上のオペレーティング システムの IPv6 のみの環境でサポートされます。
IPv6 アドレスにポート番号を追加したい場合、UNC 形式の表記を使用する必要があります。
IP アドレスにポート番号を含める必要があるのは、デフォルトのポートを上書きする場合のみです。一般に、ポート番号はコロン(:ポート番号)またはドット(.ポート番号)を用いて IP アドレスに追加されます。
UNC 形式の名前(UNC パスおよび URI 接続を使用した IPv6を参照)は、ポート番号の追加をサポートします。
URI または UNC で未加工の IPv6 アドレスを使用する場合、その IPv6 アドレスには角かっこが必要です。
未加工の IPv6 アドレスは、URI または UNC で使用する場合は角かっこで囲む必要があります。これはその IPv6 アドレスが省略表記されているかどうかにかかわらず必要です。
例:
btrv://czjones@[2001:b1::23]/demodata
btrv://abanderas@[2001:12:34:56:78:90:12:23]/demodata
\\[2001:12:34:56:78:90:12:23]\acctsvr1\Domestic\file.mkd
IPv6 アドレスを角かっこで囲まなかった場合、URI を使用した Btrieve 呼び出しにはステータス コード 3014 または 3103 が返され、UNC を使用した Btrieve 呼び出しにはステータス コード 11、94 または 170 が返されます。
URI で、サーバー アドレスにゾーン ID を含める場合、ゾーン ID 文字 "%" は "%25" でエスケープされます。
IPv6 アドレスを含めた btrv:// 接続を使用する場合、ホスト名に対するゾーン ID をエスケープする必要があります。通常、ゾーン ID は数値による IPv6 リンク ローカル アドレスで必要です。
例:
UNC 形式のアドレスは次のように表記されます。
btrv://@[fe80::20c:29ff:fe67:2ee4%4]
このアドレスは、次のように変更されます
btrv://@[fe80::20c:29ff:fe67:2ee4%254]
License Administrator(および clilcadm)
Pervasive ライセンス サーバーはまだ IPv6 をサポートしていません。このため、IPv6 上で License Administrator を使用しライセンスを管理することはできますが、そのユーティリティでライセンスを認証することはできません。ライセンスを認証するには、IPv4 ネットワーク、リモート認証または手動認証を使用する必要があります。
よく寄せられる質問
次の表では、Pervasive PSQL v11 SP3 のインターフェイスに対する IPv6 サポートについてよく寄せられる質問(FAQ)の回答を記載しています。
表 4 インターフェイスに対する IPv6 サポートについての FAQ
質問
回答
PSQL クライアントが IPv4 と IPv6 の両方のアドレスを持つようになったので、必要なライセンス数に関して混乱を招くことになりませんか?
いいえ。これは新しい状況ではありません。これまでにも、クライアントが複数の IPv4 アドレスを持つことがありました。Pervasive PSQL は識別する 1 台のマシンのすべてのアドレスを認識することで、その状況を処理しています。Pervasive PSQL は複数の IP バージョンを使用する複数のアドレスを同じロジックに従って処理します。
IPv6 アドレスにはどのような形式を使用すればよいですか?
詳しい説明については、IPv6 アドレスの形式および UNC パスおよび URI 接続を使用した IPv6を参照してください。
このサポートによって、DSN を使用する際に何らかの変更がありますか?
いいえ、DSN は今までどおり使用できます。
Pervasive System Analyzer は今後も接続テストに利用できますか?
はい、IPv6 アドレスを使用できます。
IPv6 を用いて自動再接続機能の Pervasive Auto Reconnect(PARC)を使用できますか?
はい。
仮想マシン環境で Pervasive PSQL は IPv6 通信をサポートしますか?
はい。
IPv6 は Linux ディストリビューションや Macintosh OS X でサポートされますか?
いいえ。 サポートされるのは Windows プラットフォームのみです。
IPv6 は Pervasive DataExchange でサポートされますか?
いいえ。
IPv4 と IPv6 が共存するネットワーク環境は Pervasive PSQL ユーザー カウントに影響がありますか?
いいえ。 Pervasive PSQL Server または Workgroup は、同じクライアント コンピューター セッション(TCP/IP および SPX など)から受信する一意のプロトコルごとに 1 つのユーザー カウントを使用します。IPv4 および IPv6 はアドレス形式は異なりますがいずれも TCP/IP です。
[リッスン IP アドレス]設定に複数のアドレスを設定することはできます?
はい。リッスン IP アドレスを参照してください。
Pervasive PSQL ユーティリティと IPv6
IPv6 を実装するインターフェイスが追加された結果、以下の Pervasive PSQL ユーティリティに変更が発生しました。
ユーティリティ
説明
関連項目
Pervasive PSQL Control Center(PCC)
PCC は IPv6 環境に対応し、完全に機能するようになりました。
Pervasive PSQL User's Guide』の Pervasive PSQL Control Center の使用
DDF Builder
DDF Builder は IPv6 環境に対応し、完全に機能するようになりました。
DDF Builder User's Guide
Monitor
ネットワーク アドレス]は、"MicroKernel アクティブ セッション" の[セッション情報]、および "MicroKernel アクティブ ファイル" の[ハンドル情報]に示される表示フィールドの 1 つです。 呼び出し元プロセスが TCP/IP を使用する場合、アドレスの先頭には T が付きます。 これは、そのアドレスがホスト名、IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスのどの表示形式であっても同じです。
Advanced Operations Guide』のデータベース リソースの監視
ライセンス
本リリースで、Pervasive は製品キーが検証失敗または無効になった場合にユーザーがそのキーの修復を実行できるオプションを導入しました。製品キーの検証失敗は、ハードウェア構成の変更が原因で Pervasive ライセンス サーバーがマシンを認識できなくなることでよく起こります。
これまでは、キーが検証失敗または無効になった場合、ユーザーは弊社サポート部門や OEM のサポート スタッフに連絡しなければなりませんでした。
Pervasive License Administrator では製品キーの修復方法を提供するようになりました。これにより、同じマシン上でその製品キーを再認証することもできます。修復機能は、マシンからキーを回復できない、かつ、そのキーが別のマシンで使用中でない状況で、セルフ サービスによるキーの再認証を提供します。
この修復処理にはインターネット アクセスが必要です。電話によるサポートで修復を行うことはできません。キー 1 つにつき、デフォルトで最大 5 回まで修復が可能です。
この章の License Administrator および『Pervasive PSQL User's Guide』の検証失敗および検証失敗期間を参照してください。
各種ユーティリティ
このセクションでは、Pervasive PSQL の各種ユーティリティに対し追加された新機能および修正された機能について説明します。
Pervasive Control Center(PCC)
PCC には、以下の変更点があります。
Capacity Usage ビューアー
Monitor
Capacity Usage ビューアー
PCC では、すべてのデータベース エンジンの同時セッション数とデータ使用量をグラフ化して監視できる機能が含まれるようになりました。この「Capacity Usage ビューアー」と呼ばれるビューアーは特に、PSQL Server から PSQL Vx Server への移行を検討する際に役立ちます。なぜなら、これら 2 つのエディションにはライセンス方法に違いがあるからです。
このビューアーへアクセスするには、Pervasive PSQL エクスプローラーで、対象とするデータベース サーバーを右クリックし、コンテキスト メニューから[Capacity Usage ビューアー]を選択します。
Pervasive PSQL User's Guide』の Capacity Usage ビューアーを参照してください。
Monitor
PCC に Monitor ユーティリティが組み込まれるようになりました。このユーティリティにアクセスするには、Pervasive PSQL エクスプローラーで、対象とするデータベース エンジンを右クリックし、コンテキスト メニューから[Server Monitor]を選択します。
この組み込み Monitor は一連のタブ形式で情報を表し、GUI Monitor および CLI Monitor と同じ機能を提供します。さらに、この組み込み Monitor を使用すれば、より多くのデータ表示、表示するデータ列の選択、およびデータ列の並べ替えが行えます。複数のエンジンを同時に監視したり、それらを並べて比較したりすることもできます。
GUI Monitor と CLI Monitor も Pervasive PSQL に含まれています。ただし、GUI Monitor の使用は推奨しません。これは将来的には製品から削除される予定です。この代わりとなるのが PCC に組み込まれた Monitor です。この Monitor は今後のリリースで機能が強化されます。
Pervasive PSQL User's Guide』の Monitor、および『Advanced Operations Guide』のデータベース リソースの監視を参照してください。
License Administrator
次の表では License Administrator の変更点の概要を示します。詳細については、『Pervasive PSQL User's Guide』の ライセンス管理 を参照してください。
表 5 License Administrator の変更点
変更
タイプ
説明
修復機能
追加
修復機能を使用すると、「検証失敗」または「無効」の状態になっている製品キーを修復することができます。また、この修復プロセスは同一マシン上でのキーの再認証も行います。キー 1 つにつき、デフォルトで最大 5 回まで修復が可能です。
License Administrator は、製品版の Pervasive PSQL に対する修復の実行を確認するメッセージを表示します。そのライセンスがエンド ユーザー使用許諾契約書に定める諸条件に従って使用されていること、およびそのライセンスで許容される最大マシン数より多くのマシンにインストールされていないことを確認してください。
状況によっては、修復できないキーもあります。しかし、マシンのハードウェア構成の変更が原因でキーの状態が変わり、そのマシンがまだ稼働中である場合は、修復が適切な解決策です。
GUI の場合は、[修復]ボタンまたは製品キーの右クリック メニューからこの機能にアクセスできます。
CLI の場合、repair オプションでこの機能にアクセスできます。
[適用]から[認証]
変更
本リリースでは、理解を高めるために特定の用語が変更されています。Pervasive PSQL が正規品であることを保証するためのキーとマシン署名の関連付け操作を表すために、「認証」という用語を使用します。
GUI の場合、[適用]ボタンのラベルは[認証]になりました。
CLI の場合、"apply" オプションは "authorize" オプションになりました。旧バージョンとの互換性を保つため、CLI は本リリースでも "apply" オプションを受け付けますが、ユーティリティのヘルプ情報にこのオプションの記載はもうありません。
[削除]から[認証解除]
変更
本リリースでは、理解を高めるために特定の用語が変更されています。キーとマシン署名の関連付けを解除する操作を表すために、「認証解除」という用語が使用されます。
GUI の場合、[削除]ボタンのラベルは[認証解除]になりました。
CLI の場合、"delete" オプションは "deauthorize" オプションになりました。旧バージョンとの互換性を保つため、CLI は本リリースでも "delete" オプションを受け付けますが、ユーティリティのヘルプ情報にこのオプションの記載はもうありません。
検証機能
削除
検証は認証と混同されることが多かったため、それを解消するために検証機能を GUI から削除しました。さらに、修復機能と認証機能にはキーの検証を含めました。これで検証操作を単独で行う必要がなくなりました。
旧バージョンとの互換性を保つため、CLI License Administrator では本リリースでも "validate" オプションを受け付け、ユーティリティのヘルプ情報にもこのオプションを記載しています。
リフレッシュ機能
削除
License Administrator を簡素化するために、[リフレッシュ]ボタンが削除されました。Windows オペレーティング システムのリフレッシュ機能(デフォルトで F5 キー)を利用して、License Administrator GUI を更新できます。単独のリフレッシュ機能は必要なくなりました。
ステータス コード
全体的な変更点
ステータス コード メッセージと説明で、用語を統一しました。Pervasive はライセンス関連の用語を統一することにより、メッセージをより明確に、また License Administrator へのキー修復機能の追加に対応します("適用"、"追加" または "インストール" ではなく)「認証」、("削除" ではなく)「認証解除」、および("回復" ではなく)「修復」という用語で統一します。
必要に応じて、「製品キーのベンダーに問い合わせてください。」という表現を追加しました。これによってエンド ユーザーに対し直ちにその問題を製品キーのベンダーで解決してもらうよう注意喚起します。
新しいステータス コード
7116:バッファーがオーバーフローしました。
7133:関連付けられているユーザー数追加キーに問題があり、期限なしキーを認証解除することができません。ユーザー数追加キーの状態は、既に失敗または無効になっているか、あるいは次回検証されるときに失敗と設定される可能性があります。ユーザー数追加キーを修復してから、その期限なしキーの認証解除を再度試してください。
7254:キーに不正なライセンス データが含まれているため、認証することができません。製品キーのベンダーに問い合わせてください。
7300:ローカル ライセンス コンポーネントがリモート ライセンス サーバーと互換性がありません。
7314:このキーは、別のマシン署名を持つマシンで認証されているので認証解除することができません。このキーは別のマシンで使用されているか、あるいは元のマシンのハードウェア署名が変更されている可能性が高いです。ある 1 台のマシンのみで使用するようライセンスされたキーを複製またはコピーしている場合は、有効なライセンス キーを別途購入してください。そうでない場合は、キーを修復して認証解除を再度試してください。
7334:キーには関連付けられているマシン署名がありません。
7449:キーのベンダーによる懸案事項のため、そのキーをアクティブに設定できません。製品キーのベンダーに問い合わせてください。
修正されたステータス コード
次のステータス コード メッセージは明確にするために変更されました。
7218:マシン構成の取得に関するデバッグ エントリが記録されました。
7125:アクティブな期限なしライセンスは既に存在します。
次のステータス コードの説明は修正または追加されました。
7224:ユーザーには、キーを認証または認証解除するための適切な権限がありません。
7239:インターネット接続が認証サーバーにアクセスできません。
7313:製品キーは既に別のマシンで使用されています。
7336:認証は仮想マシンでは実行できません。
リレーショナル インターフェイス
このセクションでは、リレーショナル インターフェイスをサポートするための新しい機能と修正された機能について説明します。
テーブル サブクエリでの ORDER BY
SELECT 内のテーブル サブクエリで ORDER BY 句がサポートされるようになりました。この機能は主に、SELECT 内に TOP 句を含め、先頭から指定した行数を返すような場合に使用します。ORDER BY 句が使用できるのはテ―ブル サブクエリのみで、それ以外の種類のサブクエリ句では許可されません。
SQL Engine Reference』の SELECT を参照してください。
指定したインデックス番号を使用した CREATE INDEX
CREATE INDEX は、USING インデックス番号 句を使ったインデックス番号の指定をサポートするようになりました。この機能は、テーブルのデータ ファイルがリレーショナル インターフェイスだけでなくトランザクショナル インターフェイスからも直接アクセスされる場合には特に有効です。CREATE INDEX および CREATE INDEX IN DICTIONARY に USING インデックス番号 を含めることができます。
SQL Engine Reference』の CREATE INDEX を参照してください。
SDK アクセス方法
Pervasive PSQL v11 SP3 では、以下の SDK アクセス方法を追加または改善しました。
ADO.NET
PDAC
JPA
ADO.NET
Pervasive PSQL v11 SP3 には Pervasive PSQL ADO.NET データ プロバイダー 4.0 が含まれます。データ プロバイダー 3.2 は廃止する予定です。
データ プロバイダー 4.0
Pervasive PSQL Server、Vx Server、Workgroup および Client のデフォルトのインストールでは Pervasive PSQL ADO.NET データ プロバイダー 4.0 が含まれるようになりました(従来のデータ プロバイダー 3.5 および 3.2 も付属しています)。データ プロバイダー 4.0 は .NET Frameworks の 2.0 SP1 から 4.0 までのすべてのバージョンで実行できます。データ プロバイダー 4.0 は、IPv6、Entity Framework 4.0 の DBContext 機能や Visual Studio LightSwitch(および Entity Framework 1.0 から 3.5 SP1 までの全機能)に対応しています。詳細については、『Pervasive Data Provider for .NET Guide and Reference』を参照してください。
データ プロバイダー 3.2
データ プロバイダー 3.2 の使用が推奨されなくなりました。これは本リリースには含まれていますが、将来のリリースには含まれません。データ プロバイダー 3.2 を使用するアプリケーションは、引き続き PSQL v11 SP3 でも動作します。ただし、データ プロバイダー 3.2 からデータ プロバイダー 3.5 または 4.0 へ移行する設計を始められることを推奨します。今後、データ プロバイダー 3.2 に対するコード変更は行いません。コード変更が必要な場合はデータ プロバイダー 3.5 および 4.0 のみに行います。
PDAC
Pervasive PSQL では、Delphi RAD Studio XE3 を介して 32 ビット PDAC のサポートを提供します。RAD Studio XE3 は RAD Studio XE2 と同様の方法でインストールします。
RAD Studio XE3 用の新しいコンパイル時 PDAC バイナリは PDAC SDK の Web ダウンロード パッケージで使用可能です。また、新しいランタイム バイナリは PSQL Server、Vx Server、Workgroup および Client 用の PDAC モジュールの一部としてインストールされます。
Pervasive Direct Access Components Guide』の Direct Access Components の使用方法を参照してください。
JPA
Java Persistance API(JPA)はオブジェクト リレーショナル マッピング(ORM)フレームワークです。つまり、オブジェクトをリレーショナル データベースにマップします。JPA は Java 言語にオブジェクト リレーショナル マッピングの標準を提供します。JPA は、Standard Edition または Enterprise Edition の Java のいずれかを使用できます。
EclipseLink は JPA の実装の 1 つです。 これはオープン ソース プロジェクトで、数多くのデータベースやプラットフォームで動作します。 Pervasive は PSQL を EclipseLink JPA プラットフォームとして追加しました。
Pervasive データベース プラットフォーム ファイルは EclipseLink へ提出されており、現在、完全な認定を待っている状態です。 この認定状況とダウンロードに関する最新情報については、Web サイト AG-TECH PSQL Library http://www.agtech.co.jp/support/reference/pervasive/psqllib/ のプログラミング インターフェイス セクションを参照してください。