SQL 構文リファレンス : SAVEPOINT
 
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SAVEPOINT
SAVEPOINT は、ロール バック可能なトランザクション内のポイントを定義します。
構文
SAVEPOINT セーブポイント名
 
セーブポイント名 ::= ユーザー定義名
備考
AUTOCOMMIT がオフの場合、ROLLBACK、SAVEPOINT、および RELEASE はセッション レベル(ストアド プロシージャの外部)でのみサポートされます。そうでない場合、ROLLBACK、SAVEPOINT、および RELEASE はストアド プロシージャ内で使用しなければなりません。
ストアド プロシージャ内でコミットされたステートメントは、呼び出し元の SQL アプリケーションの一番外側のトランザクションによって制御されます。
SAVEPOINT は、それが定義されているプロシージャにのみ適用されます。つまり、別のプロシージャ内に定義されている SAVEPOINT は参照できません。
次の例では、SAVEPOINT を設定し、その後で条件を調べて SAVEPOINT を ROLLBACK するか RELEASE するかが判断されます。
CREATE PROCEDURE Enroll_student(in :student ubigint, IN :classnum integer);
BEGIN
DECLARE :CurrentEnrollment INTEGER;
DECLARE :MaxEnrollment INTEGER;
SAVEPOINT SP1;
INSERT INTO Enrolls VALUES (:student, :classnum, 0.0);
SELECT COUNT(*) INTO :CurrentEnrollment FROM Enrolls WHERE class_id = :classnum;
SELECT Max_size INTO :MaxEnrollment FROM Class WHERE ID = :classnum;
IF :CurrentEnrollment >= :MaxEnrollment THEN
ROLLBACK to SAVEPOINT SP1;
ELSE
RELEASE SAVEPOINT SP1;
END IF;
END;
COUNT(式) によって、述部にある式の非ヌル値がすべてカウントされるということを覚えておいてください。COUNT(*) ではヌル値を含むすべての値がカウントされます。
関連項目
COMMIT
CREATE PROCEDURE
RELEASE SAVEPOINT
ROLLBACK