コマンド ライン インターフェイス ユーティリティ : dbmaint
 
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dbmaint
説明
dbmaint ツールは、名前付きデータベースを管理します。
メモ:このツールは、zen-data グループに属するユーザー アカウントのみが実行できます。Zen Linux、macOS、または Raspbian ユーティリティとユーザー アカウントについては、該当情報を参照してください。
概要
dbmaint a | d | l | m [-nDbname][-a][-b][-c][-i][-e][-v][-ldictpath][-ddatapath][-ssecuritymode]
 
指定した名前を持つ新しいデータベースを追加
a -nDbname [-b] [-i] [-e] [-ldictpath] [-ddatapath]
指定したデータベース名を持つデータベースを削除
d -nDbname
データベース名一覧を表示
ldictpath [-a]
データベースのセキュリティ ポリシーを変更
m -nDbname -ssecuritymode
データベース コード ページを変更
m -nDbname -c=codepage
オプション
コマンド
add、a
データベース名を追加します。
del、d
データベース名を削除します。
list、l
すべてのデータベース名の一覧を表示します。
modify, m
データベース名、セキュリティ モードまたはコード ページを変更します。
オプション
-a
-l オプションの使用時に、データベース一覧内のデータベース名に関する詳細を表示します。
-b
バウンド データベースを作成します。
-c=codepage
データベースのコード ページを設定します。ゼロは、サーバーのデフォルト(-c=0)を指定します。
-ddatapath
データ パスを設定します。
-e
データベースの辞書ファイルを作成しません。
-h
ヘルプの表示
-i
データベースに参照整合性を設定します。
-ldictpath
辞書パスを設定します。
-nDBName
データベース名を設定します。
-ssecuritymode
Btrieve データベースのセキュリティ ポリシーを設定します。Classic、Mixed、Database のいずれかを選択します。
-v
長いメタデータ(メタデータ バージョン 2)を使用してデータベースを作成します。
TEST という名前で参照整合性を設定したデータベースを作成するには、次のように記述します。
% dbmaint a -i -nTEST
メモ:データ パスの指定がない場合は、新しいデータベースはデフォルトのロケーション $ACTIANZEN_ROOT/data に作成されます。同様に辞書パスの指定がない場合は、辞書もデフォルトのロケーションに作成されます。
同じデータベースを削除するには、次のように記述します。
% dbmaint d -nTEST
コード ページ CP932 を使用する mybase というデータベースを作成するには、次のように記述します。
% dbmaint a -nmydbase -c=CP932
同じデータベースで、コード ページにオペレーティング システムのデフォルト コード ページを設定するには、次のように記述します。
% dbmaint m -nmydbase -c=0
有効なコード ページの一覧を表示するには次のようにします(無効なコード ページを指定すると dbmaint は有効なコード ページの一覧を表示します)。
% dbmaint m -nmydbase -c=xzy
dbmaint は、次のように表示します。
Bad code page "xyz" should be: ASCII, ISO8859_1, CP437, CP1252, UTF-8, CP1250, CP1251, CP1253, CP1254, CP1255, CP1256, CP1257, CP1258, CP737, CP775, CP850, CP852, CP855, CP857, CP858, CP862, CP866, CP932, or EUCJP
すべてのデータベース名を、全情報を含めて一覧表示するには
% dbmaint l -a
DefaultDB データベースのセキュリティ ポリシーを混合に変更するには、次のように記述します。
% dbmaint m -nDefaultDB -sMixed
関連項目
dsnaddbutil(1)、btadmin(1)、syslogd(1)、smb.conf(5)
Advanced Operations Guide』のデータベース コード ページとクライアント エンコード