PSQL v12 SP1 の新機能
 
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PSQL v12 SP1 の新機能
新機能および変更された機能の概要
以下のセクションでは、この PSQL v12 SP1 の一般リリース、バージョン 12.10 における新機能と旧バージョンからの変更点を説明しています。
データベースの最適化
すべての最適化の取り消し
自動最適化
ディスク領域の管理
コマンド ラインからの複数ファイルの最適化
開いているファイル ハンドルの最適化
グローバル化に対応する Unicode サポート
PCC での NCHAR サポート
照合順序機能
SDK アクセス方法
ADO.NET
JDBC および JCL
PDAC
PSQL v12 リリース、バージョン 12.00 で含まれた機能等の説明については、以前の PSQL v12 の新機能を参照してください。
このドキュメントは、製品リリース後にも更新される可能性があります。最新バージョンは、弊社 Web サイトからダウンロードできます。
データベースの最適化
SP1 では、PSQL v12 で導入されたデータベースの最適化機能に次のような新機能と改善が加えられています。
すべての最適化の取り消し
自動最適化
ディスク領域の管理
コマンド ラインからの複数ファイルの最適化
開いているファイル ハンドルの最適化
すべての最適化の取り消し
Defragmenter ウィンドウと dbdefrag コマンド ラインのどちらからも、[すべての最適化の取り消し]を使用して、すべての分析および最適化の活動を停止できるようになりました。
自動最適化
自動最適化は、最近開いたファイルを無人最適化できるようにする新機能です。自動最適化は、最後の最適化後 1 時間経過してから、次の条件に一致するファイルがないかどうかをチェックします。
過去 24 時間以内にまだ最適化されていない
10 MB 以上
15% 以上が断片化されている
未使用領域が 15% 以上ある
順不同のレコードが 5% 以上ある
詳細については、自動最適化を参照してください。データの最適化全般の説明については、データ ファイルの断片化の監視を参照してください。
ディスク領域の管理
最適化中、エンジンは使用可能なディスク領域を監視します。ファイルの最適化中に、アプリケーションが必要とするディスク領域が大幅に増加し、領域の取り合いになることでアプリケーションの実行に危険が及ぶ場合には、エンジンは自動的に最適化の要求を取り消してリソースを解放します。
コマンド ラインからの複数ファイルの最適化
dbdefrag コマンド ライン ユーティリティは、複数のファイル名を受け付けるようになりました。
開いているファイル ハンドルの最適化
PSQL v12 では、ファイルの最適化中にファイルを開いた場合、その開いているファイル ハンドルを閉じるまで、追加の最適化要求は拒否されました。12.10 では、追加の最適化はブロックされないようになりました。
グローバル化に対応する Unicode サポート
PSQL v12 SP1 ではさらに、以下のようなグローバル化へのサポートも追加されています。詳しくは以降のセクションで説明しています。『Advanced Operations Guide』では、データベースのグローバル化でこれらの機能について説明しています。
PCC での NCHAR サポート
照合順序機能
PCC での NCHAR サポート
PSQL Control Center(PCC)では、データベース コード ページ外の NCHAR テキストを含んでいるビュー、プロシージャ、およびトリガー本体のテキストやデフォルトの列値を編集できるようになりました。
照合順序機能
Btrieve レベルにおいて、PSQL v12 SP1 は ICU(International Components for Unicode)に基づく 2 つの新しい Unicode 照合順序をサポートします。これらは、Btrieve の STRING 型と WSTRING 型で使用されます。STRING 型は UTF-8 でエンコードされていると見なされます。root と呼ばれる照合順序は、ICU で定義されるデフォルトの Unicode 照合順序です。u54-msft_enus_0 と呼ばれる照合順序は、UTF-8 または UTF-16 のデータに適用された場合、CP1252 テキスト用の PSQL ISR 照合順序 MSFT_ENUS01252_0 をエミュレートします。
詳細については、ICU Unicode 照合順序を使用した照合順序のサポートを参照してください。
SDK アクセス方法
PSQL v12 SP1 では、以下の SDK アクセス方法を追加または改善しました。
ADO.NET
JDBC および JCL
PDAC
ADO.NET
ADO.NET 4.2 SDK は、Microsoft Visual Studio 2015 をサポートするように更新されました。
JDBC および JCL
PSQL v12 SP1 は、Microsoft Windows の 64 ビット JDBC および JCL アクセス方法を提供します。新しい JDBC 64 ビット サポート DLL は w64pvjdbc2.dll です。新しい JCL 64 ビット サポート DLL は w64jnibtrv.dll です。
PDAC
PSQL では、RAD Studio XE4、XE5、XE6、XE7、XE8、および XE10 用に、32 ビット設計時パッケージと 32 ビット/64 ビット PDAC 実行時パッケージを提供します。
RAD Studio XE4、XE5、XE6、XE7、XE8、および XE10 用の新しいコンパイル時 PDAC バイナリは、PDAC SDK の Web ダウンロード パッケージで使用可能です。また、新しいランタイム バイナリは PSQL Server、Vx Server、Workgroup および Client 用の PDAC モジュールの一部としてインストールされます。
PSQL Direct Access Components Guide』の Direct Access Components の使用方法を参照してください。