バージョン 2021.4
新機能
Visual Studio スタイルの新しいアイコンを追加しました。アイコン パックの切り替えは[表示]>[オプション]>[ユーザー インターフェイス]ウィンドウ(または、リボン UI を使用している場合は[ファイル]>[オプション]>[ユーザー インターフェイス])で行えます。

新しいアイコンは hiDPI 画面に適しています。
ユーザーのプロファイルの
FastReport.Configファイルに格納されている FastReport 構成をリセットする機能を追加しました。これは、[表示]>[オプション]>[ユーザー インターフェイス]ウィンドウにある[構成をリセットする]ボタンによって行えます。変更を適用するために、デザイナーの再起動が要求されます。レポートのデザイン時、テキスト オブジェクトに対して DB フィールド名を簡略化して表示する機能を追加しました。このオプションは[表示]>[オプション]>[オブジェクトの外観]ウィンドウで有効にすることができます。このオプションは、既定ではオフです。オンにすると、単一の DB フィールドを含むテキスト オブジェクトにはフィールド名部分のみが表示され、データ ソース名は表示されなくなります。

レポートに小さなオブジェクトが多数含まれている場合には特に、レポートの外観がすっきりします。オブジェクトの完全なテキストはステータス バーで確認することができます。
行列オブジェクトの左上隅領域にあるセルを設定する機能を追加しました。これを行うには、セルのコンテキスト メニューの[セル結合の解除]コマンドと[セルの結合]コマンドを使用します。

ElasticSearch に接続する機能を追加しました。接続はデータ ウィザードおよびコードから利用できます。
Japanese Post 4 - State Code バーコードを追加しました。

デザイナーのレポート ツリーおよびデータ ツリーに、すべて折りたたみ/すべて展開ボタンと検索フィールドを追加しました。
+をクリックすると、ツリーが展開します。-をクリックすると、ツリーが折りたたまれます。
これらの変更により、多くのオブジェクトやデータ ソースを含むレポートでの作業が簡略化されるでしょう。
リッチ テキストをレポート オブジェクトに変換するコンバーターが大幅に改善され、最適化されました。
WebReport Core/Blazor Server で利用できるエクスポートの数が大幅に増えました。
FastReport ビジネス グラフィックの統合オブジェクト(\Extras\Objects\FastReportBGObjects)を追加しました。
FastReport.Data ユニバーサル プラグイン
FastReport.Data プラグインのパッケージが更新されました。パッケージにはさまざまな FastReport エディション(.NET、Core、CoreWin、OpenSource)のプラグインが含まれており、使用するプロダクトに応じて、必要なライブラリに自動的に接続するようになりました。正しく動作するには、FastReport エディション 2021.3.0 以降が必要です。
FastReport.Core.Data、FastReport.CoreWin.Data、および FastReport.OpenSource.Data プラグインは旧形式と宣言されており、サポートされなくなりました。
FastReport を使用するユーザー アプリケーションの公開における改善
FastReport.Core、FastReport.CoreWin、FastReport.OpenSource を使用する .NET Core 3.0 以降および .NET 5 以降のユーザー アプリケーションでは、単一ファイル アプリ(SFA)サポートが追加されました。
また、未使用のライブラリがトリミングされたアプリケーションを公開するサポートが追加されました(MSBuild プロパティ - PublishTrimmed*)。
警告:場合によっては、.NET がトリミングしてはいけないビルドの一覧を明示的に指定する必要があるかもしれません。これは、レポート スクリプトではこれらのライブラリを使用しているが、アプリケーションのコードでは使用しない場合に役立つ可能性があります。
これを行うには TrimmerRootAssembly プロパティを使用します。たとえば、次の場合は、System.Security ライブラリをトリミングする必要がないことを明確に示しています。
<ItemGroup>
<TrimmerRootAssembly Include="System.Security" />
</ItemGroup>
ローカリゼーション
ローカリゼーションの変更のロジックで、小さな変更を行いました。
FastReport.Localization パッケージを追加しました。このパッケージには、FastReport.NET、FastReport.Core、FastReport.CoreWin、FastReport.Mono、FastReport.OpenSource 製品用のローカリゼーション ファイルが含まれており、このパッケージを追加するときに、ユーザー プロジェクトの出力ディレクトリに Localization ディレクトリを作成します。
ローカリゼーションを変更するための、CultureInfo 型を使用する新しい API - FastReport.Utils.Res.LoadLocale(CultureInfo culture) を追加しました。
このメソッドが呼び出されると、FastReport は選択されたカルチャに対して適切なローカリゼーションを検索します。読み込まれたロケールはキャッシュされます。このメソッドが正しく動作するためには、手順 1 の FastReport.Localization パッケージをプロジェクトにインストールするか、またはローカリゼーション ファイルがあるフォルダーのパスを FastReport.Utils.Res.LocaleFolder プロパティに設定する必要があります。
WebReport Core/Blazor ツールバーの変更と改善
- ツールバーの設定は、WebReport クラスから ToolbarSettings クラスの WebReport.Toolbar プロパティに移動されました。
- ツールバーの設定項目を追加しました。位置、ドロップダウン メニューの色、フォント、アイコンの透過性、アイコンの色の変更、コンテンツの位置の変更が追加されています。これらのプロパティは webReport.Toolbar で利用できます。
- レポートの読み込み中、ツールバーは表示されなくなりました。
- Toolbar オブジェクトに ShowOnDialogPage プロパティを追加しました(既定では true)。このプロパティにより、ダイアログ ウィンドウが開いている場合はツールバー レンダリングをオフにすることができます。
- ツールバーのドロップダウン メニューに多くのエクスポート項目を追加しました。これらのプロパティは webReport.Toolbar.Exports.ExportTypes で利用できます。追加されたエクスポートは、HTML、Hpgl、Dxf、Json、LaTeX、Ppml、PS、Xaml、Zpl、Excel97、Svg です。
ToolbarSettings toolbar = new ToolbarSettings()
{
Color = Color.LightBlue,
DropDownMenuColor = Color.LightBlue,
ShowOnDialogPage = false,
DropDownMenuTextColor = Color.Black,
IconColor = IconColors.Black,
Position = Positions.Right,
FontSettings = new Font("Arial", 14, FontStyle.Bold),
Exports = new ExportMenuSettings()
{
ExportTypes = Exports.Pdf | Exports.Excel97 | Exports.Rtf
}
// または
//Exports = ExportMenuSettings.All
};
webReport.Toolbar = toolbar;

WebReport Core/Blazor Server の改善
FastReport.Core3.Web パッケージ(CoreWin)に Blazor Server コンポーネントのサポートを追加しました。
ダイアログ レポート コンポーネントのサポートとして以下のことを改善しました。
DateTimePicker が改善されました。DateTimePicker.Format.Time モードでは時刻のみ、DateTimePicker.Format.Short モードでは日付のみ、DateTimePicker.Format.Long では日付と時刻の両方を表示します。

テキスト ボックスに MaxLength プロパティのサポートを追加しました。
- Enabled プロパティのサポートを追加しました。
背景色のサポートを追加しました。

修正点
- 表/行列のセル内にあるオブジェクトの
DockおよびAnchorプロパティに関するバグを修正しました。 Subreportオブジェクトをページ フッター バンドに追加するとスタック オーバーフローになるバグを修正しました。- システムの DPI 設定が 96DPI より大きい場合の SVG エクスポートに関するバグを修正しました。
変更点の完全な一覧
[エンジン]
- ElasticSearch への接続を追加しました。
- 新しいバーコード Japanese PostNet を追加しました。
- Res.LoadLocale (CultureInfo) メソッドを追加しました。このメソッドは、選択されているロケールを CultureInfo 引数によって変更します。読み込まれたロケールはキャッシュされます。正しい操作を行うには、FastReport.Localization パッケージが追加されていることが必要です。
- リッチ テキストをレポート オブジェクトに変換するコンバーターを最適化し統一しました。
- TextObject.TextRenderType = TextRenderType.HtmlTextRenderer としたときに正しくないタブ幅になるバグを修正しました。
- ページ フッター バンドにある SubreportObject により StackOverflow の例外が発生するバグを修正しました。
- 表/行列のセル内にあるオブジェクトの Dock および Anchor プロパティに関するバグを修正しました。
- バンドの外にある PictureObject を描画するときに System.ArgumentException になるバグを修正しました。
- ページの幅を制限していない場合、右のアンカー(Anchor = AnchorStyles.Right)が正しく動作しないバグを修正しました。
- レポートを作成するときにカスタム フォントを既定のフォントに置き換えるバグを修正しました。
- RTF を変換するときの垂直方向の配置に関するバグを修正しました(既定は、Center ではなく Top になりました)。
- RTF テーブルをレポート オブジェクトに変換する際のバグを修正しました。
[デザイナー]
- デザイナーで簡略化した DB フィールド名を表示する機能を追加しました。
- レポート ツリーおよびデータ ツリーに、すべて折りたたみ/すべて展開ボタンと検索フィールドを追加しました。
- 新しいアイコンを追加しました。アイコン パックを切り替えるには、デザイナーの[表示]>[オプション]>[ユーザー インターフェイス]ダイアログを使用します。
- データ ソースに無効なテーブルがあるとレポート デザイナーがクラッシュするバグを修正しました。
[プレビュー]
- 変換された RichObject を含んでいるデータ保存レポートの保存に関するバグを修正しました。
[エクスポート]
- Word 2007 へのエクスポートに[改ページにセクション区切りを追加しない]オプションを追加しました。既定では、改ページとセクション区切りの両方が追加されます。
- HTML エクスポートでの改ページの問題を修正しました(PageBreaks プロパティ)。
- [複数ファイルにエクスポート]パラメーターが指定された場合の SVG エクスポートの問題を修正しました。
- 高 DPI モニターでの SVG エクスポートに関するバグを修正しました。
- zip アーカイブに保存されたファイルの名前に関する問題を修正しました。
- RichObject をエクスポートする際の、タブ記号の幅に関する問題を修正しました。
- XPS エクスポートに関する、Linux 上でエクスポートされたドキュメントが Windows 上で開かないバグを修正しました。
- ページの幅を制限しないでエクスポートする際に、Anchor および Dock プロパティが正しく動作しないバグを修正しました。
- テキスト オブジェクトのレンダラーとして HtmlParagraph が指定されている場合の、Excel 2007 エクスポートにおけるバグを修正しました。画像ではなくテキストをエクスポートするには、WYSIWYG エクスポート オプションを無効にします。
[WebReport]
- WebReport のダイアログに背景色のサポートを追加しました。
- WebReport のダイアログに Enabled プロパティのサポートを追加しました。
- WebReport のテキスト ボックス ダイアログ コンポーネントに MaxLength プロパティのサポートを追加しました。
- ツールバーのローカリゼーションの読み込みを最適化しました。
- Safari ブラウザーで HTML/Blazor エクスポートを実行した際の、ページの背景色が不適切になる問題を修正しました。
- セッションを確立している WebReport でオンライン デザイナーの保存コールバックがハングするバグを修正しました。
- 幅が制限されていないページで Anchor および Dock プロパティが正しく動作しないバグを修正しました。
[オンライン デザイナー]
- オンライン デザイナーで用紙方向が横(Landscape)のページを保存/プレビューする際の問題を修正しました。
[.NET Core]
- 単一ファイル アプリのサポートを追加しました。
- FastReport.Compat および FastReport.DataVisualization の依存関係を更新しました。FastReport.Compat は、WinForms API が使用されている可能性を正しく検出するようになりました。FastReport.DataVisualization は、System.Data.SqlClient および System.Drawing.Common に依存しなくなりました。
- カスタム ライブラリが CoreWin の ReferencedAssemblies に登録されているにもかかわらず、そのライブラリのデータを使用してレポートが動作しないバグを修正しました。
- Linux で、不明なフォントを含むレポートを複数のスレッドに読み込むとアプリケーションがクラッシュする問題を修正しました。
- "Could not load type 'System.Drawing.Design.UITypeEditor'" となるバグを修正しました。
- XmlDataConnection のテーブルの名前の読み込みに関する問題を修正しました。
- IIS/IIS Express を使用して公開/デバッグするとレポートおよびリソースが読み込まれなかったことに起因するバグを修正しました。正しく動作するためには、'UseMvc/UseEndpoints' の前に
UseFastReport()メソッドを呼び出す必要があります。
[WebReport Core/Blazor Server]
- FastReport.Core3.Web パッケージに Blazor コンポーネントのサポートを追加しました。
- Blazor で複数行テキスト(対話型フォームおよびテキスト ボックス)の出力が正しくない問題を修正しました。
- xml コメント(DocumentationFile)を Web ライブラリに追加しました。
- レポートのダイアログ ページに表示されるツールバーを無効にするためのプロパティ webReport.Toolbar.ShowOnDialogPage を追加しました。
- ツールバーのドロップダウン メニューに多くのエクスポート項目を追加しました。これらのプロパティは webReport.Toolbar.Exports で利用できます。
- ツールバーをカスタマイズする機能を追加しました。位置、ドロップダウン メニューの色、フォント、アイコンの透過性、アイコンの色、コンテンツの位置を変更することができます。これらのプロパティは webReport.Toolbar で利用できます。
- WebReport の DateTimePicker ダイアログが改善されました。DateTimePicker.Format.Time モードでは時刻のみ、DateTimePicker.Format.Short モードでは日付のみ、DateTimePicker.Format.Long では日付と時刻の両方を表示します。
- WebReport のラベル ダイアログ コンポーネントの改行がなくなる問題を修正しました。
[その他]
- 'FastReport.Localization' パッケージを追加しました。このパッケージには、プロジェクトで異なる言語を操作するための FastReport ローカリゼーション ファイルが含まれています。
- FastReport ビジネス グラフィックの統合オブジェクト(\Extras\Objects\FastReportBGObjects)を追加しました。
[デモ]
- Demo New で、フォルダーの矢印をクリックするとレポートの一覧に移行する機能を実装しました。
- Demo New の対象フレームワークを 4.7.2 に変更しました。
- Demo New のサムネイル ビュー モードにおける非アクティブ ボタンの色を変更しました。
- Demo New のズーム スライダーの背景色を変更しました。
- Demo New でダイアログ フォームを表示するときの背景色を変更しました。
- Demo New の対話型レポートのタブの背景色を変更しました。
- デモ アプリケーションのレポートのサムネイルを含むフォルダーの場所を変更しました。このフォルダーは現在、Program Files ではなく AppData\Local にあります。
- Demo New アプリケーションのインターフェイス要素の表示に関する問題を修正しました。
- Demo New アプリケーションの[保存]メニューでドロップダウン項目をクリックすると、データ保存レポートが保存されてしまうバグを修正しました。
- Demo New のプレビュー ウィンドウにおけるレポートの配置に関するバグを修正しました。
- Demo New でレポートを選択したときにダイアログ フォームが二重起動するバグを修正しました。
- Demo New のサムネイルの引き伸ばしに関するバグを修正しました。
- Demo New のウィンドウを移動するときに遅延が生じるバグを修正しました。
- Demo New におけるフォルダー バーおよびレポート バーのサムネイルの同時表示に関するバグを修正しました。
[プラグイン]
- FastReport.Data プラグイン コネクタのパッケージが更新されました。パッケージにはさまざまな FastReport エディション(.NET、Core、CoreWin、OpenSource)のプラグインが含まれており、使用されるプロダクトに応じて、必要なライブラリを自動的に含めるようになりました。
- postgres の npgsql バージョンを 4.0.3 から 3.2.7 へダウングレードしました。