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    レポート キャッシュの使用

    データ保存レポートはサーバーの一時ファイルに保存されるので、レポートのキャッシュによって効率を上げることができます。サーバー構成に応じて、レポート準備後に結果をキャッシュに置くことができます。

    指定した時間が経過すると、レポートの結果はキャッシュから削除されます。

    この指定時間の間に、クエリ(同じレポート名と同じパラメーター値を使用)をクライアントから受け取ると、その応答は直ちにクライアントへ返されます。この応答は、キャッシュに保存された結果に基づくもので、クライアントによって要求された形式で表されます。

    その場合、サーバーが時間を費やすのは、要求された形式でデータ保存レポートを変換することのみで、レポートを作成することはありません。これにより、生産性が大幅に向上します。

    サーバーによって実行されるタスクに応じて、レポートごとに、個別のキャッシュ保存時間を割り当てることができます。

    サーバーの管理者は、一定の期間が経過した後、レポートの実状を踏まえて保存時間の値を設定できます。

    たとえば、企業の活動に関する年間レポートは十分な期間キャッシュに保存する可能性があります。なぜなら、この情報は長期間にわたって関連性があるものであり、すぐに古くなるものではありません。それに対して、大規模な商業組織の倉庫などに関するレポートは、短い期間(周期)に関連性があります。そのため、それほど長い時間キャッシュに保存する必要はありません。

    レポート キャッシュのプロパティ:

    TfrxServer.Configuration.ReportCaching - キャッシュを有効にします(True/False)

    TfrxServer.Configuration.ReportCachePath - キャッシュ フォルダーのパス

    TfrxServer.Configuration.DefaultCacheLatency - 待ち時間のタイムアウト(既定の設定は 300 秒)

    サーバー構成ファイルのパラメーター:

    [ReportsCache]
    ; 同じパラメーターが指定されたレポートのキャッシュを有効にする
    Enabled=1
    ; キャッシュ フォルダーのパス
    CachePath=.\cache\
    ; レポート結果をキャッシュしておく既定の待ち時間(秒)
    DefaultLatency=300
    

    サーバーの構成ファイルの追加セクション [ReportsLatency] は、レポートごとの結果をキャッシュに保存する時間をカスタマイズするために使用します。

    [ReportsLatency]
    ; 1.fr3 レポートに対するキャッシュの待ち時間(秒)
    1.fr3=10
    ; 2.fr3 レポートに対するキャッシュの待ち時間(秒)
    2.fr3=20
    ; この後に、すべてのレポートについて、キャッシュの待ち時間のカスタム設定を追加
    

    パラメーターの構成を修正することで、クライアントの作業時間が最小限に抑えられ、またサーバー上の全体的なトラフィックが減少します。

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