レポート ページのプロパティの変更
ときに、レポート ページの設定(用紙調整やサイズなど)をコードから変更することが必要になります。TfrxReportPage
クラスには、ページのサイズを定義する次のプロパティが含まれています。
property Orientation: TPrinterOrientation default poPortrait;
property PaperWidth: Extended;
property PaperHeight: Extended;
property PaperSize: Integer;
PaperSize
プロパティは用紙の書式を設定します。これは、Windows.pas に定義されている標準値のうちのいずれかになります(たとえば、DMPAPER_A4)。このプロパティに値が代入されている場合、FastReport は自動的に PaperWidth
プロパティと PaperHeight
プロパティを設定します(ミリメートル単位の用紙サイズ)。書式として DMPAPER_USER(または 256)値を設定すると、カスタム用紙サイズが設定されることになります。この場合は、PaperWidth
プロパティと PaperHeight
プロパティは手動で設定する必要があります。
次の例は、最初のページのパラメーターを変更する方法を示しています(レポートは既にあるものとします)。
Pascal:
var
Page: TfrxReportPage;
{ レポートの最初のページはインデックス [1] になります。[0] はデータ ページです。}
Page := TfrxReportPage(frxReport1.Pages[1]);
{ サイズを変更する }
Page.PaperSize := DMPAPER_A2;
{ 印刷の向きを変更する }
Page.Orientation := TPrinterOrientation.poLandscape;
C++:
TfrxReportPage * Page;
// レポートの最初のページはインデックス [1] になります。[0] はデータ ページです。
Page = (TfrxReportPage *)frxReport1.Pages[1];
// サイズを変更する
Page->PaperSize = DMPAPER_A2;
// 印刷の向きを変更する
Page->Orientation = TPrinterOrientation->poLandscape;