データ バンドのヘッダーとフッター
各データ バンドにヘッダーとフッターを持つことができます。ヘッダーが最初に出力され、次にデータ バンドのすべてのレコード、最後にフッターが出力されます。以下に、ヘッダーとフッターがどのように機能するかをシンプルなレポートを例にとって示します。
もっと複雑な、2 つのデータ レベル、マスター/詳細を使用する例を見てみましょう。
ご覧のように、ヘッダーはすべてのデータ バンドのレコードより前に出力されています。したがって、マスター データのヘッダーは、レポートの冒頭に 1 回だけ出力され、詳細データのヘッダーは、現在のマスター レコード バンドに属する詳細バンドの各グループの前に出力されます。
詳細のフッターは、マスター レコード バンドに属するグループの後に出力されます。マスターのフッターは、マスター データ バンドのレコードがすべて出力されるまで出力されません。
データ バンドの FooterAfterEach
プロパティを使用して、この動作をオーバーライドすることができます。このプロパティを True に設定すると(データ バンドのコンテキスト メニューにある、[各行の後にフッターを出力]項目を使用することもできます)、フッターが各データ行の後に出力されるようになります。
これは、一部のマスター/詳細レポートをデザインする際に役立つ可能性があります。マスター データ バンドの FooterAfterEach
を True に設定すると、レポートは次のようになります。