レポート オブジェクト

FastReport のデザイナーは、レポートを配置図ページのコレクションとして表します。レポート ページ上のどこでもオブジェクトを配置できます。オブジェクトは、レポートの外観を定義するため、またテキストやグラフィックなど、さまざまな情報を表示するために使用されます。標準パッケージに含まれている FastReport オブジェクトは以下のとおりです。

アイコン	名前	説明
	バンド オブジェクト	種類に応じて動作する、デザイン ページ上の領域です（ヘッダー バンド、データ バンドなど）
	テキスト オブジェクト	四角形の領域内に 1 行または複数行のテキストを表示します
	図オブジェクト	BMP、JPEG、ICO、WMF、または EMF 形式のグラフィック ファイルを表示します
	線オブジェクト	横線または縦線を表示します
	システム テキスト オブジェクト	システム情報（日付、時刻、ページ番号など）や集計値を表示します
	サブレポート オブジェクト	ホスト ページの中に別のレポート デザイン ページを挿入することができます
	図形カテゴリのオブジェクト	さまざまな幾何学的図形を表示します（対角線、四角形、角丸四角形、楕円、三角形、およびひし形）
	グラフ オブジェクト	さまざまなグラフの形式（円グラフ、ヒストグラムなど）でデータを表示します
	リッチ テキスト オブジェクト	リッチ テキスト形式（RTF）のテキストを表示します
	チェック ボックス オブジェクト	チェック マークまたはバツ印の付いたチェック ボックスを表示します
	バーコード オブジェクト	さまざまなバーコードの種類のいずれかでデータを表示します
	OLE オブジェクト	OLE テクノロジを使用して、任意のオブジェクトを表示します

最もよく使われる基本オブジェクトは、バンド オブジェクトとテキスト オブジェクトです。それらの機能については、この章で後ほど詳しく学びます。