テキスト オブジェクト
テキスト オブジェクトには多くの機能が備わっています。罫線の中にテキストを表示したり、色で塗りつぶしたりすることができます。テキストは、任意のフォントの、任意のサイズおよびスタイルで表示することができます。ツール バーを使用して、すべてのプロパティを視覚的に設定できます。
以下に、テキスト デザインの例をいくつか示します。
では、この基本オブジェクトのほかの機能を見てみましょう。例として、新しいテキスト オブジェクトを作成し、2 行のテキストを表示してみましょう。
This is a very, very, very long text line.
And this is another line, the shorter one.
ツール バーからオブジェクトの外枠を有効にし、マウスを使ってオブジェクトのサイズを 9 x 3 cm に変更します。オブジェクトでは、単一行のテキストだけでなく、複数行のテキストも表示できることがわかります。
今度は、オブジェクトの幅を 5 cm に減らします。明らかに、長い行はオブジェクトの幅に収まらないために折り返されました。これは WordWrap
オブジェクト プロパティによって制御されます。このプロパティが、オブジェクト インスペクター内またはオブジェクトのコンテキスト メニューのいずれかで無効になっている場合、長い行は単純に切り詰められます。
次に、オブジェクト内でのテキスト配置がどのように働くかを見てみましょう。配置ボタンは[テキスト]ツール バーにあり、水平方向と垂直方向のテキストの配置を制御します。[両端揃え]ボタンには留意してください。このボタンによって、段落をオブジェクトの両端に揃えることができますが、これを行うには WordWrap
が有効になっていなければなりません。
オブジェクト内のすべてのテキストを 0 ~ 360 度の範囲内の任意の角度に回転させることができます。[テキスト]ツール バーの ボタンを使用すると、テキストを 0、45、90、180、または 270 度にすばやく回転させることができます。
それ以外の任意の値については、オブジェクト インスペクターの
Rotation
プロパティで必要な角度を設定します。
90、180、または 270 度以外の角度にテキストを回転させると、下図のように、テキストがオブジェクトの境界で切り取られることがあります。これを直すには、すべてのテキストがオブジェクト内に収まるよう、オブジェクトの高さを少し増やします。
テキスト オブジェクトの外観に影響を与えるほかのオブジェクト プロパティを簡単に見てみましょう。これらのプロパティの多くは、オブジェクト インスペクターでのみ使用できます。
BrushStyle
:オブジェクトの塗りつぶしの種類CharSpacing
:文字間のスペース(ピクセル単位)GapX
、GapY
:左端からと上端からのテキストのインデント(ピクセル単位)LineSpacing
:行間のスペース(ピクセル単位)ParagraphGap
:段落の最初の行のインデント(ピクセル単位)