使用例
実行時に、データ アクセス コンポーネントを使用してシンプルなレポートをデザインする方法を見てみましょう。FastReport に付属する Demo.mdb データベース("FR\Demos\Main\demo.mdb")をデータ ソースとして使用します。
新しい Delphi プロジェクトを作成し、フォームに TfrxReport
、TfrxDesigner
、TfrxDialogControls
、TfrxADOComponents
、TADOConnection
、および TButton
コンポーネントをそれぞれ 1 つ追加します。
データベース接続を設定します。TADOConnection
をダブルクリックし、[接続文字列を使う]を選択して[ビルド]ボタンをクリックします。次に、プロバイダー("Microsoft Jet 4.0 OLE DB Provider")、データベース("FR\Demos\Main\demo.mdb")を選択します。[OK]ボタンを押して接続ダイアログを閉じたら、以下のようにコンポーネントのプロパティを設定します。
ADOConnection1:
LoginPrompt = False
frxADOComponents1:
DefaultDatabase = ADOConnection1
[デザイン]ボタンに次のハンドラーを定義します。
procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject);
begin
frxReport1.DesignReport;
end;
その後、レポートをコンパイルして実行します。エンド ユーザーのランタイム レポート デザイナーを作成するために必要な作業はこれだけです。
[デザイン]ボタンをクリックすると、空白レポートを含んだ FastReport レポート デザイナーが開きます。この環境でシンプルなレポートをデザインする方法を見てみましょう。