レポートの継承
レポートのグループで、いくつかの共通データを共有していることはよくあります。たとえば、会社のロゴやその他、電子メール アドレス、住所などのデータを含んでいるヘッダー/フッターがそうです。この会社データの一部、たとえば、電子メール アドレスを変更するような状況が生じたら、レポートごとにこの変更を行わなければなりません。このうんざりする作業を回避するために、レポートの継承を使用することができます。レポートの継承とは何でしょう?
例として、レポートには通常、レポート タイトルやページ ヘッダーに配置される要素(ロゴ、会社名、電子メール アドレスなど)があります。これら共通の要素のみを含む基本レポートをデザインすることができます。他のすべてのレポートで、この基本レポートを使用できます。そうすれば、レポートには、各レポートに具体的に追加された要素だけでなく、すべての共通要素が含まれるようになります。
ロゴや電子メール アドレスなど何かを変更する必要がある場合は、基本レポートを開いて、そこで必要な変更を加えます。基本レポートを継承するすべてのレポートが自動的に修正されます。実際に、継承に基づくレポートを開くと、まず第一に基本レポートが開かれ、続いて派生されたレポートが開かれます。