レポートのエクスポート
FastReport では、プレビューされているレポートをさらに編集したり、アーカイブしたり、電子メールで送信したりなどするために、さまざまな形式へエクスポートすることができます。エクスポートを有効にするには、適切な FastReport エクスポート コンポーネントを Delphi フォームに追加する必要があります。
次の形式へエクスポートすることができます。サポートされるのは、PDF、OpenOffice.org 表計算ドキュメント、OpenOffice.org 文書ドキュメント、Excel 97/2000/XP、Excel XML、Excel 2007、RTF、Word 2007、PowerPoint 2007、HTML、TXT、CSV、BMP、JPEG、TIFF、および GIF です。また、ここに挙げた形式でレポートを電子メールで送信することもできます。
FastReport は、次の 3 つの方法のうちいずれかを使用して、レポートをエクスポートします。
Layer
:各レポート オブジェクトは、個別のレイヤーにエクスポートされます。エクスポートされた出力は、元のプレビューに近似しています。Table
:出力ファイルへのオブジェクトのエクスポートは、メモリ内で暫定のグリッドが作成された後、このグリッドを出力することによって行われます。レポートは適正なレポート デザインの原則に従って作成されたという前提に基づき、エクスポートされた出力は、元のプレビューと厳密に一致します(「レポート デザインの考慮点」セクションを参照してください)。Drawing
:エクスポートされたオブジェクトは、ページのイメージからキャプチャされます。エクスポートされた出力は、プレビューを直接コピーしたものです。グラフィック形式へエクスポートする場合は、この方法が使用されます。