レポートの読み込みと保存
既定では、レポート フォームはプロジェクト フォームと一緒に DFM ファイルなどに格納されます。ほとんどの場合、これ以上の操作は必要ないため、レポートを読み込む際にも特別な処理を取る必要はありません。レポートをファイル、またはデータベースの BLOB フィールド(これは高い柔軟性を提供します。つまり、プログラムを再コンパイルしなくてもレポートを変更できます)に格納することに決めた場合は、そのレポートを読み込み、保存する際には TfrxReport
メソッドを使用する必要があります。
function LoadFromFile(const FileName: String; ExceptionIfNotFound: Boolean = False): Boolean;
指定した名前のファイルからレポートを読み込みます。第 2 パラメーターが True の場合、ファイルが見つからないと、例外が生成されます。ファイルが正常に読み込まれた場合は、True を返します。
procedure LoadFromStream(Stream: TStream);
ストリームからレポートを読み込みます。
procedure SaveToFile(const FileName: String);
指定した名前のファイルにレポートを保存します。
procedure SaveToStream(Stream: TStream);
レポートをストリームに保存します。
レポート フォームを含むファイルの拡張子は、既定では "FR3" になります。
例:
Pascal:
frxReport1.LoadFromFile('c:\1.fr3');
frxReport1.SaveToFile('c:\2.fr3');
C++:
frxReport1->LoadFromFile("c:\\1.fr3");
frxReport1->SaveToFile("c:\\2.fr3");