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Zen v16 SP1 の新機能
Zen v16 SP1 のリリース、バージョン 16.10 では、以下の新機能と変更が含まれています。
このドキュメントは、リリース後にも更新される可能性があります。最新バージョンは、弊社 Web サイトからご参照ください。
SQL を使用したテーブル列のマスキング
データベースのセキュリティを強化するために、Zen v16 SP1 は SQL におけるデータのマスキングをサポートしており、データ閲覧権限のないユーザーからはデータが見えないようにすることができます。データ閲覧権限のないユーザーに対しては、クエリ結果の列内容のみがマスクされた値に置き換えられ、元のテーブルが変更されることはありません。詳細については、『Advanced Operations Guide』のZen データベースのデータマスキングを参照してください。
SQL クエリ ログ
Zen v16 SP1 はクエリのロギング機能を導入しており、クエリ遅延が見られる SQL クエリの実行を特定できるようにすることで、パフォーマンスのボトルネックの検出に役立ちます。新しい設定[クエリ ログのしきい値]の機能および低速クエリの分析に関するガイダンスについては、『Advanced Operations Guide』の SQL クエリ ログで説明しています。
その他の改善
Zen v16 SP1 では、いくつかの厳選された改善点と修正を提供しており、その中で特に注目すべき点は以下のとおりです。
物理的に連続したレコードが大量に削除され、データがまばらな(断片化)状態になったファイルは、データベースのパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性がありました。本リリースでは、Zen ファイル バージョン 16.0 形式を使用しているデータ ファイルにおいて、大幅なパフォーマンスの向上を実現しました。
Rebuild ツールや Defragmenter ツールを実行すると、L1 キャッシュのページが大量に使用されます。ツールの実行終了後もキャッシュの使用量が正常値に戻らず、パフォーマンスを低下させる場合がありました。本リリースにて、この問題は修正されました。
トラブルシューティング ユーティリティ
Zen v16 SP1 のリリースに伴い、トラブルシューティング用の新しいユーティリティ群が提供されます。これらのツールを利用することで、Zen データベース管理者、開発者、および信頼性エンジニアは、Zen エンジンのデータを収集し、Zen データベースの動作の監視や分析(特にパフォーマンス問題の特定)を行うことが可能になります。
これらのツールは Zen 本体には同梱されておらず、個別のダウンロードとして提供されます。各ツールにはドキュメントとリリース ノートが付属しています。
MKDE Trace Converter は、MicroKernel Database Engine(MKDE)のトレース ログを処理し変換するために設計された Python ベースのツールです。これらの複雑な低レベル ログを、スプレッドシートでの分析に適した、人間が読み取れるタブ区切り形式(.csv)ファイルに変換します。
Query Plan Converter は、バイナリ クエリ プラン ファイル(.qpf)を人間が読み取れる .xml ファイルに変換する、Python ベースのツールです。
SQL Log Converter は Python ベースのログ ツールであり、Zen データベース エンジンの SQL クエリ ログ トレース ファイルに基づいて SQL クエリ ログの要約や TSV 変換を生成します。また、Python の tqdm が提供する進捗メーターの機能も備えています。
Zen Engine Statistics は、Zen データベース エンジンからカウンター メトリクスの統計情報を収集するユーティリティです。これは Prometheus 監視システムおよびそのデータ モデルをサポートしています。
これらのユーティリティの詳細については、製品アップデート/追加モジュール ページにアクセスし、.zip アーカイブをダウンロードしてご確認ください。
Apache Kafka コンテナ用の Zen Kafka JDBC Dialect
Zen の Kafka JDBC Dialect は、Confluent JDBC Kafka Connector 用のカスタム実装であり、Apache Kafka と Zen データベースとのシームレスな統合を可能にします。このダイアレクトは、Zen データベース エンジンで使用される SQL 実装、データ型、および接続要件に対する最適化されたサポートを提供します。
SQLAlchemy のサポート
Zen v16 SP1 は、SQLAlchemy Zen Dialect を導入しました。これは SQL 機能とオブジェクト リレーショナル マッピング機能を備えた、Zen データベース アクセス用の Python ライブラリです。このライブラリは、Zen v16 SP1と一緒にはインストールされず、別途ダウンロードが必要です。ダウンロードにはクイック スタート ガイドが含まれています。このユーティリティの詳細については、SDK Library for Zen / PSQL ページからダウンロードしてご確認ください。
サポートされるプラットフォームと廃止予定の機能
Zen v16 SP1 は、Windows Server 2025 を正式にサポートします。
サポート対象プラットフォームに関するその他の情報については、弊社 Web サイトを参照してください。
本リリースにおいて、廃止された機能はありません。
修正履歴と既知の問題の記録
更新された Zen の修正履歴ファイルでは、Zen v16 およびリリースされたサービス パックで修正された不具合や機能強化について記載しています。
更新された Zen の既知の問題ファイルでは、未解決の技術的な問題および使用上の問題をリストアップし、回避策がある場合は併せて記載しています。
これらのファイルおよび Zen v16 リリース ノートについては、弊社 Web サイトをご参照ください。
ドキュメント
このリリースのドキュメントは、新機能または変更された機能を反映して更新されています。また、インターネット アドレス(URL)および製品名の変更や既存の説明をよりわかりやすくするための改訂も行われました。
 
最終更新日: 2026年01月21日