Data Synchronization 配置モデル
 
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Data Synchronization 配置モデル
Data Synchronization で使用できる配置モデルの概観
以下のトピックで、Data Synchronization で使用可能なさまざまな配置方法とオプションに関連する概念的な情報について説明します。また、それぞれの方法について手順の説明も提供します。
Data Synchronization 配置方法
DataExchange 実装のオプション
Data Synchronization 配置方法
Data Synchronization は、データベースの特性とビジネスのニーズに応じて、レプリケーションの配置方法を 2 つ用意しています。それは、一方向と双方向です。
最適な配置方法を決定するには、次の表を参考にしてください。この表には、データベースの特性と、それらのニーズに合う最適な配置方法が挙げられています。したがって、お使いのデータベースが最初の列に挙げられている特性を持っている場合、2 番目の列の対応する配置方法を選択することになります。
表 2 Data Synchronization 配置方法
データベースの特性
配置方法
以下の 1 つまたは両方が必要な場合、
バックアップ コピーからデータを確実に復元できる、データ レプリケーションのソリューション。レプリケーションの方向は、1 つのマシンから別のマシン、または複数のマシンから 1 つのバックアップ マシンへの一方向である。
データのバックアップが行え、バックアップ サーバー上でレポートを実行できる、データ ポータルのソリューション。
一方向
以下の 1 つまたは両方に合致する場合、
データ同期ソリューション(双方向のレプリケーション)が必要。
高度な競合の処理は必要としない。つまり、レコードの競合は最新のタイムスタンプやその他の条件に基づいて列レベルで処理できる。
双方向
DataExchange 実装のオプション
配置方法で使用できる実装オプションは、DX Deployment Wizard と DXdeploy ユーティリティです。
DX Deployment Wizard
DX Deployment Wizard を使用して、一方向および双方向の配置方法を実装することができます。ウィザードは、レプリケーション データベースを配置するため、また必要であればレプリケーション スケジュールを作成するために必要な情報の入力を順々に案内します。ウィザードは、第 1 サイトで配置を行った場合、配置バンドルを作成します。このバンドルは、パートナー サイトで配置を完成させるために使用されます。ウィザードは、レプリケーション テンプレートのデザイン、レプリケートするデータベースのアクティブ化、テーブルの同期、初期レプリケーションの実行、およびレプリケーション スケジュールの設定を自動化します。
DX Deployment Wizard の詳細については、dpwizard を参照してください。
DXdeploy ユーティリティ
DXdeploy ユーティリティを使用して、一方向および双方向の配置方法を実装することができます。このコマンド ライン ユーティリティは、データベースおよびレプリケーション環境に関する具体的な情報を含めるよう作成された XML 記述子ファイルから情報を読み取ります。ユーティリティを実行する際に、このファイルを引数として含めます。DXdeploy は XML 記述子ファイルを使用してレプリケーション テンプレートをデザインし、レプリケートするデータベースをアクティブにして、テーブルを同期させ、初期レプリケーションを実行します。
DataExchange には 2 つの異なる XML 記述子テンプレートが含まれているので、これを使用して独自の XML 記述子ファイルを作成し、DXdeploy で使用することができます。テンプレートのコピーを作成してそれを編集し、独自のデータをレプリケートするために Dxdeploy で必要な情報が含まれるようにします。テンプレート ファイルに入っているデフォルト値では、データを正常にレプリケートすることはできません。これらのテンプレートと、DXdeploy がどのようにそれを使用するかの詳細については、dxdeploy を参照してください。
メモ: DXdeploy ユーティリティと XML 記述子テンプレートの使用は任意です。多くのユーザーは単に、[スタート]メニューまたは PCC の[DataExchange]メニューから DX Deployment Wizard を実行します。
次に行うこと
もう、ご自身にとって最適な配置方法および実装オプションについての名案をお持ちのことでしょう。次の表は、説明する各配置方法と実装オプションを示しているほか、それぞれ特定のシナリオを実現するための具体的な指示が記載されている場所も挙げています。
DataExchange の配置方法と実装オプション
手順の説明
一方向、Deployment Wizard を使用
一方向、DXdeploy を使用
DXdeploy を使用した一方向の配置を参照してください。
双方向、Deployment Wizard を使用
双方向、DXdeploy を使用
DXdeploy を使用した双方向の配置を参照してください。