PSQL をインストールするための準備
 
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PSQL をインストールするための準備
PSQL のインストールに必要な準備
この章では、PSQL のインストールの準備を行います。各種要件の概要、PSQL に含まれる主要なコンポーネント、使用可能なインストール オプション、また PSQL のインストールを快適に実行するために役立つ詳細なチェックリストを提供します。
インストール要件
インストール オプション
PSQL 製品
PSQL のオプション機能
インストールに関する検討事項
インストール要件
ここでは、PSQL の完全インストールのために知っておく必要がある特別な要件を概説します。以下の概要は、PSQL の Web サイトで記載している PSQL 用のソフトウェア要件およびハードウェア要件に沿ったものです。
アクセス権
PSQL サーバー、PSQL Vx Server または PSQL Workgroup をインストールするマシンの完全な管理者レベルの権限を持っている必要があります。
ほかの PSQL データベース エンジンがインストールされていない
PSQL v12 がインストールされているマシンに、別のエディションの PSQL v12 をインストールすることはできません。まずは、その既存の PSQL エディションをアンインストールする必要があります。たとえば、PSQL Workgroup と PSQL Server は同じマシンに対して同時にインストールすることはできません。
PSQL v12 へのアップグレード
以前のバージョンの PSQL からアップグレードする場合は、同じエディションの PSQL v12 へアップグレードする必要があります。たとえば、以前のバージョンの PSQL Workgroup がインストールされている場合は、PSQL Server ではなく PSQL Workgroup にアップグレードしてください。エディションを変える場合は、まずはインストールされているエディションをアンインストールする必要があります。例外として、PSQL Server から PSQL Vx Serverへ、または、PSQL Vx Server から PSQL Server へはアップグレードができます。
動作要件
ライブ マイグレーションをサポートする仮想マシン環境で、エンド ユーザーに悪影響を及ぼすことなく、認証済みの PSQL インスタンスをご自分のアプリケーションと共に、あるホストから別のホストへ移動することができます(これは物理サーバーが通常一貫して変わらない、従来のクライアント/サーバー環境とは対照的です。クライアントは接続および切断することができますが、これらは専用サーバーと通信します)。
ホスト名の一貫性
認証済みの PSQL のインスタンスは、別の物理マシンへ移動、仮想マシンへ変換、または別の仮想マシン ホストへ移行することができます。ただし、仮想マシンに設定されるホスト名は元のものと同じにしておく必要があります。ホスト名を変更する必要がある場合は、移動、変換または移行を行う前に PSQL のキーを認証解除しておきます。PSQL は、ホスト名が同じであっても、そのインスタンスごと(仮想マシン用に複製またはコピーされたものを含む)に独自の期限なしライセンス キーが必要です。『PSQL User's Guide』のライセンス モデルを参照してください。
インストール オプション
Windows オペレーティング システムの場合、PSQL には[すべて]または[カスタム]インストールのオプションがあります。
Linux ディストリビューションの場合、製品ごとに独自のインストール RPM または TAR ファイルがあり、カスタム インストール オプションは提供しません。
OS X の場合には、Linux の場合と同様に TAR を使用してインストールするか、またはネイティブの Apple ディスク イメージ(DMG)インストーラーを使用することができます。
完全インストール
通常は、[すべて]を選択してください。このセットアップ タイプでは、デフォルト設定のインストールが行われ、PSQL とすべてのオプション機能をデフォルトのインストール場所にインストールします。
カスタム インストール
PSQL のインストールを制御する必要があるユーザーは[カスタム]インストールを選択してください。カスタム インストールでは、PSQL の中で必要な機能のみを選び、指定のディレクトリの場所にインストールできます。
以下のセクションでは、PSQL の各製品について、および、ここで説明したインストール オプションを使用してインストールできるオプション機能について説明します。
PSQL 製品
PSQL には Server、Vx Server、Workgroup および Client のエディションがあります。このセクションでは、PSQL 製品について、およびそれぞれの製品における基本コンポーネントについて説明します。
Server と Vx Server
MicroKernel エンジンは、PSQL アプリケーションに対して Btrieve/MicroKernel API サポートを提供します。
リレーショナル エンジンは、PSQL アプリケーションに対して ODBC/SQL API サポートを提供します。
クライアント リクエスターと Windows または Linux 向けの MicroKernel エンジンへアクセスするために必要なコンポーネント。
PSQL Distributed Tuning Interface(DTI)は、低レベルの(コンパイルされた)アプリケーションから PSQL コンポーネントを構成および監視するために使用します。
Workgroup
MicroKernel エンジンは、PSQL アプリケーションに対して Btrieve/MicroKernel API サポートを提供します。
リレーショナル エンジンは、PSQL アプリケーションに対して ODBC/SQL API サポートを提供します。
クライアント リクエスターと Windows または Linux 向けの MicroKernel エンジンへアクセスするために必要なコンポーネント。
PSQL Distributed Tuning Interface(DTI)は、低レベルの(コンパイルされた)アプリケーションから PSQL コンポーネントを構成および監視するために使用します。
Client
PSQL クライアント リクエスターと Windows または Linux 向けの MicroKernel エンジンへアクセスするために必要なコンポーネント。
PSQL Distributed Tuning Interface(DTI)は、低レベルの(コンパイルされた)アプリケーションから PSQL コンポーネントを構成および監視するために使用します。
PSQL キャッシュ エンジン。
メモ: Linux の場合、32 ビット クライアント アプリケーション用には、64 ビット クライアント、サーバー、または Vx パッケージのインストール後、さらにクライアント アクセス パッケージがインストールされている必要があります。
PSQL のオプション機能
カスタム インストールでは、インストールする PSQL 製品から PSQL の機能を除外することができます。ここで挙げている機能はオプションであるため、このセクションのすべての機能がインストールから除外されても、PSQL 製品はデフォルトでインストールされます。
以下に挙げるオプション機能は、特に注記がなければ、PSQL の各エディションで使用可能です。
PSQL アクセス方法
PSQL アクセス方法には PSQL ソフトウェア開発者キット(SDK)、および DOS リクエスターがあります。
ActiveX インターフェイス コントロール
ActiveX をサポートする開発環境で Btrieve データに簡単にアクセスできるようにする 9 個のカスタム コントロールから構成されています。このインターフェイスには、1 個のデータ ソース コントロールと 8 個のバウンド データ コントロールが組み込まれています。
ADO.NET プロバイダー
ADO.NET はマネージ コードのみで構築されている .NET 管理データ プロバイダーです。データ プロバイダーは、ネイティブのワイヤ プロトコル プロバイダーです。したがって、データ プロバイダーが、データベース クライアントの形式のアンマネージ コード(.NET Framework 外のコード)を呼び出す必要はありません。
Btrieve DOS
DOS VxD(Virtual eXtended Driver:仮想デバイス ドライバー)(DOS クライアント リクエスター)は Btrieve リクエスターであり、Windows コマンド ウィンドウを介して DOS ベースのアプリケーションを実行するために使用されます(トランザクショナル アクセスのみ)。
DTO
PSQL Distributed Tuning Objects(DTO)はビジュアル開発環境から使用されます。
JCL
Java Class Library(JCL)は Java を介しデータ ファイルへ直接トランザクショナル アクセスするために使用します。
JDBC ドライバー
JDBC ドライバーは Java プログラミング言語を使用してデータ ファイルへリレーショナル アクセスするために使用します。
OLE DB
OLE DB アクセス方法には、データ ファイルへのトランザクショナル アクセスおよびリレーショナル アクセスに使用するランタイム バイナリがあります。
PDAC
PSQL Direct Access Components(PDAC)には、Borland Delphi と C++ Builder 環境内で、PSQL データベース エンジンへ直接トランザクショナルおよびリレーショナル アクセスできるようにする、一連の Visual Component Library(VCL)コンポーネントがあります。
メモ: 弊社 Web サイトの PSQL 製品のページでは、各アクセス方法の設計時コンポーネントとサンプルがダウンロードできます。
各種ユーティリティ
最低限のユーティリティ セットを使用して PSQL データベース エンジンのさまざまなコンポーネントの管理、構成および保守を行います。この基本ユーティリティ セットに含まれるユーティリティは、PSQL の製品すべてにおいてセットとしてインストールされるので、インストールから個別に除外することはできません。
Function Executor
Btrieve Maintenance
Rebuild
Query Plan Viewer
License Administrator
Gateway Locator(ワークグループ エンジンのみ)
Cobol Schema Executor
PSQL Cobol Schema Executor ユーティリティは、COBOL ベースのアプリケーションへの SQL アクセスを可能にするために使用します。
Data Dictionary File Builder
PSQL Data Dictionary File Builder は、データ辞書ファイル(DDF)を作成および変更するために使用します。
PSQL Control Center
PSQL Control Center は、データベース オブジェクトの作成や操作、SQL 経由のデータベース テーブルへのアクセスに使用します。
PSQL System Analyzer
PSQL System Analyzer ユーティリティは、ネットワーク接続のテストおよびトラブルシュート、ロード モジュールの表示、およびコンポーネント検索の実行に使用します。
ドキュメント
PSQL エンジンおよび SDK のユーザー向けドキュメントは PSQL Control Center(PCC)に統合されました。ドキュメント ライブラリは、PCC インターフェイスの[ようこそ]ビュー、[ヘルプ]メニュー、F1(Windows)または Shift + F1(Linux)キーを押すことによって開くことができます。エンジンおよび SDK 向けドキュメントは弊社 Web サイトでも参照することができます。
メモ: マニュアルをインストールしないようにした場合は、すべての PSQL ユーティリティのグラフィカル ユーザー インターフェイスから(F1 キーによる)状況依存ヘルプが使用できなくなります。
Java Runtime Environment(JRE)
以下の機能で必要とされる JRE のコンポーネントは、PSQL の一部としてインストールされます。
PCC
DDF Builder
コア ユーティリティ
ドキュメント
PSQL の機能は PSQL によってインストールされる JRE のローカル バージョンを使用します。最低限必要な JRE のバージョンがインストールされていなければ、PSQL は JRE のローカル バージョンをインストールします。最低限必要な JRE バージョンが既に存在していれば、JRE のローカル バージョンをインストールすることなく、既存の JRE のファイルを PSQL 機能で使用します。
メモ: JRE のローカル バージョンが使用されるのは、上記の PSQL 機能のみです。JRE のローカル バージョンは、PSQL アクセス方法である Java Class Libraries(JCL)または JDBC を使用した Java アプリケーション開発のための要件には影響しません。Java アプリケーション開発のための要件(java.sun.com から入手するコンポーネントなど)については、PSQL 開発者用ドキュメント(SDK)で説明しています。『Java Class Library Guide』および『JDBC Driver Guide』を参照してください。
インストールに関する検討事項
ここでは、インストールの事前準備のためのチェックリストや、インストール前に検討しておくべき事項について寄せられる一般的な質問を提供します。このセクションを正しいインストールのための検討とガイドとして使用してください。
クイック チェックリスト
このチェックリストでは、PSQL をインストールするために必要な要件を提供します。インストール処理を開始する前に、以下の各項目の要件が満たされている必要があります。
*システムのハードウェアが PSQL をインストールする要件を満たしている。
*お使いのオペレーティング システムとネットワーク環境が PSQL でサポート対象となっている。
*PSQL をインストールしようとするシステムにおいて管理者レベルの権限をすべて持っている。
*完全インストールおよびカスタム インストールで使用可能なオプションの違いを理解しているので、必要なコンポーネント セットのみをインストールできる。
*インストール メディアにある readme_psql.htm のリリース ノートを参照し、ユーザー マニュアルには含めることができなかったが、製品のインストールや使用に関する重要な最新の注意事項や情報を確認した。
*プロキシ サーバーを使用している場合は、PSQL を認証できるよう設定する必要があります。PSQL をインストールする前にプロキシ サーバーを設定するか、またはインストール時には製品認証を省略し、プロキシ サーバーの設定後に製品を認証することができます。『PSQL User's Guide』のプロキシ サーバー経由の認証アクセスを参照してください。
*ユーザー アカウント制御(UAC)だけでなく、標準ユーザーと管理者との違いおよび制限についてもよく理解し、ターゲット システムにインストールするための適切な権限を持っている。
*アプリケーション ベンダーが PSQL エンジンをサポートしている。
ヒント: 不明確な場合は、アプリケーション ベンダーに問い合わせるか、またはベンダーからのドキュメントを再度参照して、インストールする PSQL エンジンのバージョンおよびモードをベンダーがサポートしていることを確認してください。
インストール前の一般的な質問
このセクションでは、PSQL のインストール前の段階で多く寄せられる一般的な質問について説明します。これらの質問では、初めてのインストールが成功するのを妨げる可能性がある特別な状況を示します。インストールを開始する前に、以下の質問で示される状況を検討し、それに加えてクイック チェックリストですべての要件を満たしているか、また特別な注意が必要な状況があるかどうかを確認してください。
PSQL サーバー や Vx Server はどこにインストールすればよいですか?
サーバー エンジンは、データベース ファイルが置かれている同じコンピューターにインストールする必要があります。
PSQL Server のクライアント ソフトウェアはどのようにインストールされますか?
PSQL Client はどのエンジンでもインストールされます。このため、PSQL エンジンをお持ちであれば、お使いのコンピューターからクライアントとしてほかのリモート エンジンに接続することができます。
データベースにアクセスするすべてのコンピューターに PSQL Client ソフトウェアがインストールされていなければなりません。
PSQL Workgroup はどこにインストールすればよいですか?
PSQL Workgroup は、データベース ファイルが置かれている同じコンピューター、またはネットワーク上のデータにアクセスするほかのコンピューターのどちらでもインストールが可能です。
PSQL Workgroup のクライアント ソフトウェアはどのようにインストールされますか?
PSQL Client はどのエンジンでもインストールされます。ほかの ワークグループ エンジンを介してリモート ファイルにアクセスする場合は、クライアント ソフトウェアが既にインストールされているので、クライアントを個別にインストールする必要はありません。
PSQL はどのように Microsoft Cluster Service 環境へインストールできますか?
Microsoft Cluster Service(MSCS)を使用したクラスター環境に PSQL をインストールしようとお考えの場合は、まず『Advanced Operations Guide』の高可用性のサポートをお読みください。 この章では、PSQL をクラスター環境へインストールしたり、パッチを適用したりする手順を提供しています。
通常、MSCS 環境内で仮想マシンを実行することは、非常に作業を複雑にします。このため、MSCS 環境内の仮想マシンにおける PSQL の実行は、仮想マシンを使用しない場合に比べ複雑になります。MSCS 環境内で仮想マシンを実行する場合は、さまざまなハイパーバイザー ベンダーが提供しているドキュメントを参照してください。
PSQL はどのように Microsoft ターミナル サービスまたは XenApp 環境へインストールできますか?
Microsoft ターミナル サービス、または XenApp 環境へ PSQL をインストールするつもりであれば、そのサーバーのコンソールにシステム管理者権限を持つユーザーとしてログオンしておく必要があります。これは、サーバー上の物理コンソールまたはリモート コンソール セッションのどちらでも可能です。
ターミナル サービス環境へワークグループまたはクライアント キャッシュ エンジンをインストールする場合には、そのエンジンをサービスとしてインストールする必要があります。ワークグループの場合は、新規インストールではデフォルトでサービスとして実行するよう設定されます。クライアントの場合は、新規インストールのデフォルトではアプリケーションとして実行するようになっているので、"サービスとしてインストール" するよう設定する必要があります。サービスとしてインストールした際には、クライアント キャッシュ エンジン サービスはデフォルトで自動開始します。ただし、キャッシュ エンジン サービスが実行中でも、クライアントの設定でそのオプションが "オン" になっていなければ、アプリケーションはキャッシュ エンジンを利用しません(デフォルトの設定は "オフ" です)。『Advanced Operations Guide』のキャッシュ エンジンの使用を参照してください。
データベース エンジンの 1 つのインスタンスのみを任意のターミナル サーバー プラットフォーム上で起動することができます。2 つ以上のターミナル セッション内でデータベース エンジンのコピーを個別に起動することはできません。PSQL Server、Vx Server、Workgroup および Client でサポートされるターミナル サーバー環境については、弊社の Web サイトを参照してください。
メモ: あるユーザーが、ターミナル サービス セッションで、あるいはユーザーの簡易切り替えを使用しているマルチユーザー環境で、ワークグループ エンジンまたはキャッシュ エンジンを起動した場合、そのシステムのほかのユーザーはそのエンジンにアクセスすることも、またユーザー自身のエンジンのコピーを起動することもできなくなります。

2 番目のユーザーが MicroKernel エンジンを通じて別のユーザーのエンジンにアクセスしようとすると、ステータス コード 3032 が返されます。

複数のローカル ユーザーがローカル エンジンにアクセスできるようにする場合は、ワークグループ エンジンまたはクライアント キャッシュ エンジンをサービスとして実行させるようにしてください。ワークグループ エンジンまたはキャッシュ エンジンをターミナル サービス環境へインストールする方法は前述の説明を参照してください。
PSQL データベースはどのように Microsoft Active Directory 環境へインストールできますか?
Active Directory 環境に PSQL データベース エンジンをインストールするのに特別な手順は必要ありません。購入された製品に付属する本マニュアルの中で説明しているインストール手順に従ってください。
モードを選択すると、ドメイン コントローラーに PSQL のデータベース エンジンをインストールすることができます。ただし、ドメイン コントローラー上での作業はデータベース エンジンのパフォーマンスに影響することがあります。このような理由から、ドメイン コントローラーではないサーバーに PSQL をインストールすることをお勧めします。
Web アプリケーションへアクセスする PSQL Client はどこにインストールすればよいですか?
Web アプリケーションの場合は、クライアントを Web サーバーと同じコンピューターにインストールする必要があります。複数の Web サーバー プラットフォームでは各プラットフォーム上に 1 つのクライアントが必要です。
データベース エンジンのバージョンと異なる PSQL Client を使用しても問題ありませんか?
Actian Corporation は、データベース エンジンと同じバージョンのクライアントを使用することをお勧めします。通信するデータベース エンジンより古いバージョンのクライアントを使用することもできます。ただし、アプリケーションで使用する SDK アクセス方法のタイプによっては、古いバージョンのリクエスターがデータベース エンジンで動作しないこともあります。アプリケーションはデータベース エンジンと通信できなくなります。そのような状況の場合は、データベース エンジンと同じバージョンのクライアントを使用する必要があります。
データベース エンジンよりも新しいバージョンのクライアントの場合、正しく機能するかどうかはわかりません。Actian Corporation では、新しいバージョンのクライアントが古いバージョンのエンジンで正しく動作することを保証しません。このため、Actian Corporation は新しいバージョンのクライアントと古いバージョンのエンジンを一緒に使用しないようにすることをお勧めします。
PSQL v12 インストール ファイルをダウンロードする場所について留意することがありますか?
はい、あります。ダウンロード版の PSQL でインストールを行う場合、セットアップ ファイルを PATH 環境変数に含まれるディレクトリには置かないでください。セットアップ ファイルがそれらのディレクトリ内にあると、インストール中にファイルのコピーで問題が発生します。このようなセットアップ ファイルは Windows の %temp% ディレクトリなどに置くようにしてください。
24 時間 365 日稼動しているシステムの場合、PSQL v12 をインストールまたはアップグレードするのはいつでも良いですか?
インストールとアップグレードは、すべてのユーザーがシステムからログオフし、すべてのデータ ファイルが閉じている間に実行する必要があります。重要なソフトウェアのインストールを行う場合は、その前にターゲット ハード ドライブ上の重要なファイル(データ ファイルを含む)をバックアップしておいてください。
アップグレードを実行するときは、製品の前のバージョンに戻す必要がある場合に備えてインストール メディアや旧インストールの手順を保管しておいてください。
ターミナル サービスで実行しているユーザーに対し、PSQL の設定の変更、DSN の作成、および Monitor ユーティリティの使用を制限する方法はありますか?
ターミナル サービス クライアント セッション内で実行する PSQL クライアントは、デフォルトで PSQL の管理者機能を実行することができます。たとえば、そのようなクライアントのユーザーは、PSQL の構成の変更、DSN の作成および Monitor ユーティリティの使用が可能です。以前のリリースでは、管理者機能をクライアントから実行することはできませんでした。
この機能を制限する場合、システム管理者は以下の手順に従ってください。
1 PCC で、[ローカル クライアント]の下にある[MicroKernel ルーター]のプロパティを開きます。
2 このプロパティ ダイアログで、[WTS クライアントからの管理機能を制限]オプションのチェックをオンにします。
3 OK]をクリックして PCC を終了してから再度起動すると、この設定が有効になります。
ここで挙げられているもの以外で、自分の設定状況に応じて行う必要がある特別な設定がありますか?
はい。特別な状況がコンピューター環境に存在している場合は、PSQL のいくつかのデフォルトの設定を調整する必要があります。たとえば、以下のものがある場合はデフォルト値を調整する必要があります。
複数のネットワーク インターフェイス
ファイル名にスペースを含めることができないデータベース ファイル
Microsoft Active Directory サービス
中断されやすいネットワーク
インストール後に問題が発生した場合は特に、上記の問題や他の関連する問題について、特別な状況における設定を確認してください。