Actian Zen PSQL v13 SP2

修正プログラム リリース - 2019/2/20

インストール ビルド バージョン 13.21.007
コンポーネント ビルド バージョン 13.21.006

目次


製品

この修正プログラムは次の Actian PSQL 製品に適用します。これ以外の製品には適用できません。

実行ファイル

インストールに関する注記

デフォルトで、このアップデートでは修正プログラム(パッチ)のインストール ログ ファイルを %temp% に作成します。実行ファイルから展開した .msp ファイルを使用する場合、このパッチの適用時にログ ファイルを作成するには、コマンドラインから /l オプションを使用してパッチの実行ファイルを実行してください。次の例では、このパッチ アップデートで "patch_install.log" という詳細なログ ファイルを作成します。

PSQLv13Patch_type.msp /lveom <path>¥patch_install.log

アンインストールに関する注記

Windows システムでは、ほとんどの場合、PSQL パッチ アップデートをアンインストールすることでそのパッチ アップデートを "ロールバック" することができます。このアンインストールによって、アップデート前のバージョンの PSQL バイナリを復元します(パッチが削除できないケースについては後述の「注意」を参照してください)。

コマンド ラインから PSQL の製品アップデートをアンインストールするには次のことが必要です。

  • オリジナルのインストール パッケージ(.msi)またはインストール用の製品コード GUID。PSQL の各インストール タイプで製品コード GUID は異なります。
  • オリジナルの Microsoft パッチ(.msp)ファイル。

  • 次のいずれかのコマンドで製品アップデートを削除することができます。

  • msiexec /package <{path_to_MSI} または Product_Code_GUID> /uninstall <path_to_MSP> /l*v "%temp%\uninstall_patch.log"
  • msiexec /i <{path_to_MSI} または Product_Code_GUID> MSIPATCHREMOVE=<path_to_MSP> /l*v "%temp%\uninstall_patch.log"

  • コマンドを実行するユーザーは、元の PSQL インストールによってインストールされたソース ファイルにアクセスできなければなりません。

    注意:場合によっては、PSQL パッチを削除できないことがあります。"修正プログラム パッケージのアンインストールは、サポートされません。" という警告メッセージ が表示されます。このメッセージはログ ファイルにも記録されます。パッチを削除する必要がある場合は、まず PSQL 自体をアンインストールし、必要なバージョンを再インストールしてから、適切なパッチを適用してください。

    解決された問題

    修正プログラム (Build 13.21.007) では次の問題の解決および機能強化が行われました。

    追跡番号
    説明
    N/A Windows Server 2019 および Windows 10 October 2018 Update のサポートが追加された。
    PSQL-5136 通信スレッド数が 256 より大きい数値に設定されていると、すべてのリモート通信が失敗することがある。
    PSQL-5507 SQL Maintenance ユーティリティでは、レコード数に負数が報告されることがある。
    PSQL-5893 不正な資格情報で PDAC を使用して複数のデータベースにアクセスすると、その後、FILE.DDF および DBNAMES.CFG ファイルが開いたままになることがある。
    PSQL-5943 DATETIME/TIMESTAMP データを加算または減算したとき、正しくない小数の秒を返すことがある。
    PSQL-5968 ALTER TABLE を使用して、デフォルト値を持つ列を追加した場合、新しい列が正しく挿入されない場合がある。
    PSQL-5994 Linux では、デフォルトの照合順序を設定した後に CREATE TABLE を実行すると、エンジンがクラッシュするか閉じることがある。
    PSQL-6003 TRY_CAST() を使用して整数値を Numeric または Decimal に変換すると、"行のエラーです" または "数値が範囲外です" が返されることがある。
    PSQL-6009 PDAC は、ローカルで割り当てられたドライブ文字と、サーバー上のデータベースの DDF の場所が同じである場合、ステータス 35 を返すことがある。
    PSQL-6012 PCC は、SELECT クエリにサブクエリが含まれている場合、すべての結果をグリッドに返さないことがある。
    PSQL-6024 電源を完全に切った状態から再起動した後、すべての PARC 接続が再度開かないことがある。
    PSQL-6028 ALTER TABLE ステートメントに PSQL_MOVE を指定して実行したとき、PSQL_PHYSICAL が指定されていなくてもデータ ファイルに影響を及ぼしている。
    PSQL-6030 ALTER TABLE の ADD 句で、DEFAULT を指定した大きな列を定義すると、正しくないデフォルト値が挿入されることがある。
    PSQL-6035 単一のテーブルで、複数のヌル値を許可しない可変長の列を更新しているとき、エンジンがステータス 103 を返すことがある。
    PSQL-6037 ワイドのデータ型を "Upper.alt" で照合しても、"不正なコレーティング シーケンスです" が返されない。
    PSQL-6082 デフォルト値が定義されていない NOT NULL 列に対して SELECT を含んでいる INSERT を実行した場合は、失敗して "列はヌル値を許可していません。" というメッセージが表示されるべきだが、成功してしまう。
    PSQL-6091 テーブル スキーマのエクスポートにページ圧縮属性が含まれていない。
    PSQL-6131 INSERT SELECT を、デフォルト値が定義されていない、ヌル値を許可しない列に対して実行したとき、選択されたデータがヌルであっても、"ヌル値を許可しません" で失敗しない。
    PSQL-6165 GetSchema() 呼び出しは、Unicode データ型の NCHAR、NLONGVARCHAR、および NVARCHAR に対して負数の ProviderDBTypes を返すことがある。
    PSQL-6215 TRY_CONVERT 関数は、"UDF のステートメントには引数が 1 つなければなりません" というエラーを返すことがある。
    PSQL-6218 動的パラメーターを持つ UPDATE ステートメントを 2 回実行すると、"パラメーター #4 に対し、SQLBindParameter は呼び出されませんでした" が返されることがある。
    PSQL-6222 Rebuild ユーティリティ(rbldcli.exe)でリモート ファイルをリビルドすると、クラッシュすることがある。
    PSQL-6224 PCC で、名前にスペースが入っているテーブルにデータをインポートすると、SQL 構文エラーで失敗することがある。
    PSQL-6227 ADO.NET 4.3 SDK インストールは、Visual Studio 2012 または 2013 に正しく統合されない。
    PSQL-6242 BCFG のウェイト ロック タイムアウトの範囲が正しくない。
    PSQL-6245 Pervasive データ プロバイダーでは .Net Core 2.0 がサポートされ、パスワード情報が暗号化形式で格納されるようになった。
    PSQL-6247 PCC および Monitor ユーティリティは、構成ファイルが壊れているか見つからないことが原因で、"予期しない EOF(end of file)" エラーで読み込みに失敗することがある。
    PSQL-6252 PCC で大きなテーブルを開くときに遅延が生じる。
    PSQL-6253 DSNADD を Raspbian Linux で実行すると、"ドライバーが見つかりませんでした" を返すことがある。
    PSQL-6262 GRANT EXECUTE ON PROCEDURE ステートメントを実行するときに、ストアド プロシージャ名にスペースが含まれており、その名前が二重引用符で囲まれていないと、エンジンがクラッシュすることがある。
    PSQL-6282 PCC クエリの結果を右クリックして[すべて選択]を選んでも、すべてを選択できない。
    PSQL-6291 Float を Timestamp にキャストすると、"互換性のないデータ型" エラーが返されることがある。
    PSQL-6306 新しい PSQL インストールでは、I/O スレッド数にシステムのコア数と同じ値が書き込まれることがある。
    PSQL-6307 LONGVARCHAR 列に対してスカラー関数を使用すると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
    PSQL-6334 DDF Builder は、「読み取りが許可されていない」オーナー ネームを持つファイルのテーブル定義を保存しないことがある。
    PSQL-6385 2 つの ALTER TABLE を連続して実行し、最初の実行が失敗した場合、次の ALTER TABLE によりエンジンがクラッシュすることがある。
    PSQL-6416 DELETE ステートメントでミリ秒値を使用すると、"データの切り捨てエラー" が返されることがある。
    PSQL-6467 GUID データ型を含んでいるストアド プロシージャを実行すると、無効なキャスト例外が発生することがある。
    PSQL-6469 ADO.NET プロバイダーは、"QuoteIdentifier" 呼び出しに対して角かっこを返すことがある。

    有用なリンク

    免責事項

    Actian Corporation は、本ソフトウェアおよびドキュメントの使用を、利用者またはその会社に対して「現状のまま」で、かつ同梱の使用許諾契約書に記載の契約条件によってのみ許諾するものです。

    Copyright ©2019 Actian Corporation. All Rights Reserved.