コマンド ライン インターフェイス ユーティリティ
コマンド ラインからの Zen の使用
以下のセクションでは、Zen コマンド ライン インターフェイス(CLI)ユーティリティについて説明します。
CLI ユーティリティの概要
Zen では、GUI ユーティリティに加えて、いくつものコマンド ライン インターフェイス(CLI)ユーティリティを提供します。多くの場合、これらのユーティリティは GUI ユーティリティで実行できるのと同じ機能を持ちます。
Zen ファイルのデフォルトの保存場所については、『
Getting Started with Zen』の
「ファイルはどこにインストールされますか?」を参照してください。
CLI ユーティリティを持つプラットフォーム
これらのユーティリティは以下のインストールで提供されます。
•Windows - Enterprise Server、Cloud Server、および Workgroup の限定されたセット
•Linux、macOS、Raspbian - Enterprise Server 、Cloud Server、および Client の限定されたセット
この後に続くユーティリティの概要では、どのユーティリティがどのインストールに存在するかについて述べています。
CLI ユーティリティの場所
お使いのプラットフォームに基づいて、場所を確認してください。
Windows
Windows では、これらのユーティリティは Zen インストールの bin ディレクトリにインストールされます。デフォルトの場所にインストールした場合は、C:\Program Files (x86)\Actian\Zen\bin\ です。Zen インストールはインストール ディレクトリを PATH 環境変数に追加するため、これらのユーティリティはコマンド プロンプトでどこからでも使用できます。
Linux、macOS、および Raspbian
Linux または macOS では、ユーティリティは /usr/local/actianzen/bin にインストールされます。zen-svc というユーザーは、このユーティリティを使用するための必須の環境変数です。zen-svc 以外のアカウントでユーティリティを使用したい場合は、
「Linux、macOS、Raspbian での Zen のアカウント管理」の説明に従ってください。
プラットフォームおよびエンジンのタイプごとのユーティリティ
次の表に、コマンド ライン ツールの説明、そのツールが使用できるプラットフォーム、またグラフィカル ユーザー インターフェイスがあるかどうかを示します。
ツール | 説明 | 使用可能な GUI | Windows | Linux または macOS |
---|
サーバー | クライアント | サーバー | クライアント |
---|
| Zen コンポーネントの設定 | Zen Control Center(『 Advanced Operations Guide』の 「設定リファレンス」を参照) | ○ | ○ | ○ | ○ |
| データベースへのデータのインポート | なし | ○ | × | ○ | × |
| Zen 動作のモニター | Monitor ツール(『 Advanced Operations Guide』の 「監視」を参照) | ○ | | ○ | |
| データベースのユーザー名とパスワードを作成および管理します。 | なし | × | × | ○ | × |
| データ ファイルの修復と操作を行います。 | Maintenance ツール(『 Advanced Operations Guide』の 「Maintenance を使用した Btrieve データ ファイルの操作」を参照) | ○ | ○ | ○ | ○ |
w64clilcadm(Windows 64 ビット) clilcadm64(Linux または macOS 64 ビット) | ユーザー ライセンスの適用と管理を行います。 | License Administrator( 「ライセンス管理」を参照) | ○ | × | ○ | × |
w64clipaadm(Windows 64 ビット) clipaadm64(Linux または macOS 64 ビット) | インターネット接続が利用できない場合、製品キーの認証に使用する手動認証ツール (手動認証のみ) | 手動認証ウィザードを開くには、コマンド プロンプトで guipaadm を実行します。 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| データの断片化の検出と修正、インデックスの再作成、未使用領域の削除を行います。 | Defragmenter(『 Advanced Operations Guide』の 「データ ファイルの断片化の監視」を参照) | ○ | × | ○ | × |
| 名前付きデータベースの作成と管理を行います。 | なし | × | × | ○ | × |
| サーバー上のエンジン DSN の作成と管理を行います。 | なし | × | × | ○ | ○ |
isql64(Linux または macOS 64 ビット) | SQL ステートメントを対話型で実行し、DSN への接続をテストすることができます。 | なし | × | × | ○ | ○ |
w64licgetauth(Windows 64 ビット) licgetauth64(Linux または macOS 64 ビット) | 認証要求データを転送し、認証キー データを取得します。 (オフライン認証のみ) | なし | ○ | ○ | ○ | ○ |
Notification Viewer | Notification 領域アイコンとグラフィカル ユーザー インターフェイスの 2 つのインターフェイスを提供します。厳密には CLI ツールではありませんが、参考のためここで簡単に触れておきます。 | 『 Advanced Operations Guide』の 「Notification Viewer」 を参照してください。 | ○ | × | ○ | × |
| Zen サービスの操作 | なし | ○ | ○ | × | × |
| Zen レジストリの編集による、Zen コンポーネントの設定 | なし | × | × | ○ | ○ |
| Zen コンポーネントの登録 | なし | × | × | ○ | ○ |
| セキュリティで保護されたデータベースのユーザー名とパスワードの指定 | Zen Control Center(『 Advanced Operations Guide』の 「Zen セキュリティ」を参照) | ○ | ○ | ○ | ○ |
| コマンド ファイルでの SQL ステートメントの処理 | Zen Control Center( 「SQL Editor」を参照) | ○ | ○ | ○ | ○ |
| リモート サーバーのユーザー名とパスワードの指定 | なし | ○ | ○ | ○ | ○ |
| MicroKernel データ ファイルをリビルドします。 | Rebuild ウィザード(『 Advanced Operations Guide』の 「Rebuild ツールの GUI のリファレンス」を参照) | ○ | ○ | ○ | ○ |
コマンド ライン インターフェイス ツールのリファレンス
このセクションでは、以下のコマンド ライン インターフェイス ユーティリティのリファレンスを提供します。
w64clilcadm
clilcadm64
w64clipaadm
clipaadm64
isql64
w64licgetauth
licgetauth64