Actian Zen v14 SP2

修正プログラム リリース - 2023/8/3

インストール ビルド バージョン 14.21.026
コンポーネント ビルド バージョン 14.21.024

目次


製品

この修正プログラムは次の Actian Zen 製品に適用します。これ以外の製品には適用できません。

実行ファイル、圧縮ファイル

Windows

Linux

Windows IoT Core

SDK

インストールに関する注記

デフォルトで、ファイル名が「Zen_Patch_*」から始まる実行ファイルは、修正プログラム(パッチ)のインストール ログ ファイルを %temp% に作成します。実行ファイルから展開した .msp ファイルを使用する場合、このパッチの適用時にログ ファイルを作成するには、コマンドラインから /l オプションを使用してパッチの実行ファイルを実行してください。次の例では、このパッチ アップデートで "patch_install.log" という詳細なログ ファイルを作成します。

Zenv14Patch_type.msp /l*v <path>¥patch_install.log

アンインストールに関する注記

Windows システムでは、ほとんどの場合、Zen パッチ アップデートをアンインストールすることでそのパッチ アップデートを "ロールバック" することができます。このアンインストールによって、アップデート前のバージョンの Zen バイナリを復元します(パッチが削除できないケースについては後述の「注意」を参照してください)。

コマンド ラインから Zen の製品アップデートをアンインストールするには次のことが必要です。
次のいずれかのコマンドで製品アップデートを削除することができます。

コマンドを実行するユーザーは、元の Zen インストールによってインストールされたソース ファイルにアクセスできなければなりません。

注意:場合によっては、Zen パッチを削除できないことがあります。"修正プログラム パッケージのアンインストールは、サポートされません。" という警告メッセージ が表示されます。このメッセージはログ ファイルにも記録されます。パッチを削除する必要がある場合は、まず Zen 自体をアンインストールし、必要なバージョンを再インストールしてから、適切なパッチを適用してください。

解決された問題

修正プログラム(Build 14.21.026)では次の問題の解決および機能強化が行われました。
追跡番号
説明
PSQL-10492 グループ関数を使用して行を更新しようとする無効なストアド プロシージャを実行すると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10475 トリガーの実行で、OLD/NEW のデータが正しくないことがある。
PSQL-10455 Windows Nano Server のインストールが、"開始する 'Actian Zen' サービスがありません。" というエラーで失敗する。
PSQL-10435 接続の試行中に、無効なバージョン文字列の解析が原因で SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10363 IN のスカラー リストで空文字列のみが使用されていると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10357 セキュリティで保護されたデータベースに対して、ADD 句と MODIFY 句が指定された ALTER TABLE ステートメントを実行すると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10348 SQL エンジンの接続文字列のセキュリティが強化されました。
PSQL-10279 日本語 OS では、UTF-8 のデータベースで無効な日付を指定すると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-9963 NLONGVARCHAR 列の値が最大長の 32750 バイトを超えているレコードを挿入しようとすると、SQL エラーではなくアサーション エラーが発生することがある。
PSQL-9872 テーブル サブクエリに指定したグループ集計関数が、スカラー サブクエリとの比較にも使用されていると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。

修正プログラム(Build 14.21.024)では次の問題の解決および機能強化が行われました。
追跡番号
説明
N/A このリリースは Windows 10 バージョン 22H2 での動作を検証済みです。
PSQL-10273 いくつかの SQL カタログ関数では、無効なパラメーターが使用された場合のエラー メッセージがない。
PSQL-10238 ストアド プロシージャで LIKE を含む SELECT を使用している場合、ストアド プロシージャから返される結果セットで、有効な VARCHAR データの終わりに不要なデータが表示されることがある。
PSQL-10234 Linux では、[N]LONGVARCHAR データの複数のチャンクを挿入した場合、誤ったデータの切り捨て警告が返された。
PSQL-10228 Btrieve 2 のキー バッファー関連のパラメーターの宣言が正しくない。
PSQL-10178 ActiveX では、多数のテーブルを作成したり削除したりした後に ID が不足する場合がある。
PSQL-10162 エンジンが小さなキャッシュで構成されている(Workgroup エンジンなど)場合、1 つのトランザクションで多数の書き込み操作を行うと、パフォーマンスが悪化することがあった。
PSQL-10145 ワイド ドライバーを使用する ODBC 接続では、Position() スカラー関数でパラメーターを使用すると、正しくない結果になることがある。
PSQL-10125 数値の比較に使用される列に英数字データが含まれていると、メモリ リークが発生することがある。
PSQL-10122 計算列の長さを取得するとき、長さが 65500 を超えていると、正しくない結果になることがある。
PSQL-10092 LONGVARCHAR 列を持ち、ブランク トランケーションを有効にして定義されたテーブルでは、空白を埋め込んだ LONGVARCHAR 値がある行を更新すると、誤ったステータス 2 が発生することがある。
PSQL-10085 文字列以外のデータを指定した GROUP BY で CASE 式を使用すると、エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-10049 LIKE で使用する定数の末尾にエスケープ文字が指定されていると、すべての行が検出されてしまう。
PSQL-10028 ZenCC で、以前にエクスポートした TIMESTAMP2 データをインポートすると、構文エラーが返される。
PSQL-10022 ストアド プロシージャの returns に日本語の列名を指定すると、文字化けして返されることがある。
PSQL-9680 ZenCC を使用してバイナリ列をエクスポートすると、正しくない結果になることがある。

修正プログラム(Build 14.21.023)では次の問題の解決が行われました。
追跡番号
説明
PSQL-9937 複数のステートメント ハンドルがローカルの同じ一時テーブルを共有している場合、"テーブルまたはビューは既に存在します" または "テーブルは使用中です" というエラーが発生する。
PSQL-9904 クエリで、長さ 0 の VARCHAR を指定する CAST を使用した計算フィールドに対して ORDER BY を使用すると、SQL エンジンがクラッシュする。
PSQL-9879 SQL エンジンは、結合ビューの結果生成される一時テーブルでは正しく最適化されない。
PSQL-9852 結合条件で集計関数を使用した場合に、エラーではなくエンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-9834 INSERT ... SELECT で、NLONGVARCHAR の列に LONGVARCHAR を挿入する(またはその逆)と、SQL エンジンがハングする場合がある。
PSQL-9733 結合構文を使ったクエリで同じエイリアスが複数回使用されていても、エラーが返されない。
PSQL-9731 LONGVARCHAR 列で集計関数を使用すると、正しくない結果になることがある。
PSQL-9717 SQL クエリが GROUP BY に指定された列で最適化を行う場合、その列が Btrieve ヌル キーであると、クエリが正しい結果を返さないことがある。
PSQL-9703 エンジンまたはキャッシュ エンジン サービスを実行していないときに、ZenCC がハングしているように見えることがある。
PSQL-9607 SQL エンジンで、外部キーが Btrieve ヌル キーを使用することができた。

修正プログラム(Build 14.21.022)では次の問題の解決および機能強化が行われました。
追跡番号
説明
PSQL-9788 ALTER TABLE <name> PCOMPRESS で、ページ圧縮を有効にしたファイルがリビルドされない。
PSQL-9760 ワイド データ型の列のインデックスを使用するサブクエリを最適化すると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-9652 DOUBLE 型のパラメーターを使用するパラメーター クエリを実行すると、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-9590 ORDER BY を含むテーブル サブクエリの SELECT では、結果が正しい順序で返されないことがある。
PSQL-9589 ADO.NET インストーラー:Workgroup Engine をインストールして実行している場合、PoSh スクリプトは PropertyNotFound の例外を返す。

修正プログラム(Build 14.21.013)では次の問題の解決および機能強化が行われました。
追跡番号
説明
PSQL-9569 同一システム上に VS 2019 と VS 2022 がインストールされている場合、ADO.NET プロバイダーは VS 2019 との統合に失敗する。
PSQL-9550 データ ファイルに Btrieve ヌル キーが定義されている場合、ALTER TABLE が失敗することがある。
PSQL-9541 ADO.NET プロバイダーは、"通信リンクに失敗しました" エラーを返すことがある。
PSQL-9450 空の結果セットに SQLSetPos() を使用した後に、長いバイナリ データを挿入すると、ODBC クライアントがクラッシュすることがある。
PSQL-9439 同じクエリ内で使用されているテーブル名を Select の列エイリアスとしても使用していると、エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-9395 テーブル サブクエリでカルテシアン結合を使ったビューを作成すると、エンジンがハングすることがある。
PSQL-9390 ダブルバイト文字環境の一部の列で、「制約は既に定義されており、テーブルが作成できない」状況が発生することがある。
PSQL-9303 キャッシュされたストアド プロシージャで行を更新すると、ステータス 80 が返される場合がある。
PSQL-9252 v1 データベースへログイン中に、v2 データベースで 20 文字を超える名前のテーブルを作成しようとすると "テーブル名が長すぎる" というエラーが発生する。
PSQL-5970 ALTER TABLE の ADD 句で DEFAULT 式を使って列を追加した場合、テーブル内のすべての行に対して式を実行するようになりました。

修正プログラム(Build 14.21.007)では次の問題の解決および機能強化が行われました。
追跡番号
説明
N/A このリリースは Windows 10 バージョン 21H2 での動作を検証済みです。
PSQL-9296 SQL クエリに IN を使用する複数の相関サブクエリが指定されていると、ステータス 5 が返されることがある。
PSQL-9291 SELECT FOR UPDATE を指定した場合、使用可能なインデックスと部分的に一致する制限を使用していると、ステータス 84 が返されることがある。
PSQL-9284 3 方向に分岐する IF 式で REPLACE() スカラー関数を使用していると、エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-9259 ALTER TABLE を使用して、インデックス付きの文字列の列から大小文字無視または ACS の属性を外すように変更した場合、X$Index と Btrieve ファイルのインデックスを一致させるために更新する必要がある。
PSQL-9251 ODBC で複数のステートメントをバッチ実行すると、すべてのステートメントの実行を完了した後の最初のステートメントで間違って SQLPrepare を呼び出す。そのため、すべてのステートメントが正常に実行されてもエラーになることがある。エラーは最初のステートメントによって決まる。
PSQL-9247 列のデフォルトとして USER キーワードを指定した場合、エンジンを再起動した後はキーワードが機能しない。
PSQL-9245 以前に ACS を使用して定義された列に対して DEFAULT を指定するよう、ALTER TABLE を使用して列定義を変更した場合、列プロパティが変更されない。メモ:DEFAULT 属性と ACS 属性の両方が必要な場合は、どちらも ALTER に含める必要があります。
PSQL-9212 64 ビット JDBC コンポーネント w64pvjdbc2.dll で共有メモリを使用すると、アクセス違反になる。
PSQL-9114 単一と検索の両方の case 式がクエリに含まれていると、エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-9045 サブクエリに ORDER BY を含むテーブルを SELECT する際のパフォーマンスが向上した。
PSQL-8944 セキュリティで保護された v2 データベースでストアド プロシージャを繰り返し呼び出すと、"ユーザーが承認されていません" が返されることがある。
PSQL-8908 Raspberry Pi などの 32 ビット ARM OS で SELECT @@VERSION を実行した場合、間違って 64 ビットの OS が返されることがある。
PSQL-8898 ファイルに空のオーナー ネームを設定しようとすると、ステータス 51 が返される。
PSQL-8848 SQL アプリケーションをローカルで実行すると、共有メモリを使用してエンジンと通信しようとしてハングすることがある。
PSQL-3908 ビューを参照するクエリで、あいまいな列名が指定されていると、一般的なエラーが返されるか、または正しくない結果になることがある。
PSQL-3907 ビューを参照するクエリで、無効な列名が指定されていると、正しくない結果になることがある。

修正プログラム(Build 14.21.004)では次の問題の解決および機能強化が行われました。
追跡番号
説明
N/A このリリースは Windows 10 バージョン 21H1 での動作を検証済みです。
PSQL-8942 SELECT に指定されている結合の条件が decimal 型の列 = real 型の列である場合、一致する行が見つからないことがある。
PSQL-8939 OptimizeInnerJoin を YES に設定し、パラメーターを使用してストアド プロシージャを呼び出すと、SQL エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-8921 トランザクショナル アプリケーションや Btrieve アプリケーションをサーバー上でローカルに実行した場合、パフォーマンスが低下することがある。
PSQL-8910 データ ファイルのオーナー ネームが "-" で始まる場合、ロールフォワード ユーティリティで構文エラーが返される。
PSQL-8908 Raspberry Pi などの 32 ビット ARM OS で SELECT @@VERSION を実行した場合、間違って 64 ビットの OS が返されることがある。
PSQL-8867 データ ファイルにオーナー ネームが指定されている場合、ロールフォワード ユーティリティからステータス 112 が返される。
PSQL-8818 MKDE トレースで生成されるトレース オペレーションの In/Out カウンターが一意でないことがある。
PSQL-8777 サブクエリで生成される一時的な列の数をクエリで制限している場合、"テンポラリ ソート ファイルからの読み取りエラーです" または "レコード内にカレンシーがありません" が返されることがある。
PSQL-8776 ACS が指定された列でクエリを実行した場合、完全には最適化されていないことがある。
PSQL-8670 一部のファイルのシステム トランザクションを処理しているとき、エンジンが一時停止することがある。
PSQL-8647 クエリに UNION、サブクエリに ORDER BY を含んでいる場合、"ステートメントに UNION を含んでいる場合は、ORDER BY の項目を選択リストに指定する必要があります" が返されることがある。
PSQL-8619 日本語環境では、一部の SQL エンジン メッセージに正しくない文字が含まれている。
PSQL-8612 OLEDB を使用して、大きな BLOB データを持つテーブルをサブクエリで照会すると、エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-8593 ADO では、クエリに ORDER BY が含まれていると Recordcount(レコード件数)に -1 が返る。
PSQL-8447 Linux 版を PSQL 13.31 からアップグレードする場合、Linux 上に pvsw と zen-svc 両方のユーザーが存在すると、データベースの作成に失敗する。
PSQL-8437 BUTIL は、大きな可変長レコードをエクスポートするときにステータス 22 を返すことがある。
PSQL-8416 DELETE クエリを実行したとき、削除する行が見つかる場合より見つからない場合の方が遅くなることがある。
PSQL-7913 TaskListSQL プロジェクトは iOS で動作しない。
PSQL-1896 BUTIL -STAT および StatExtended を実行する対象ファイルのエクステンション ファイルが 32 個を超える場合、正しい結果が返されない。

修正プログラム(Build 14.21.003)では次の問題の解決および機能強化が行われました。
追跡番号
説明
N/A このリリースは Windows 10 バージョン 20H2 での動作を検証済みです。
PSQL-8601 ExecuteNonQuery() を使用して、セミコロンで区切られたステートメントによって複数の行を挿入した場合、ADO.NET プロバイダーは「影響を受けた行」として正しい値ではなく 1 を返すことがある。
PSQL-8600 SQLGetInfo() に InfoType=SQL_ASYNC_NOTIFICATION を指定して実行すると、エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-8571 自動コミットがオフになっている場合でも、DDL ステートメントの実行後に SQL トランザクションが自動的にコミットされる。
PSQL-8506 非常に大きな値の UBIGINT に対して CAST() を実行した場合、正しくない値を返すことがある。
PSQL-8501 CREATE TABLE などの DDL ステートメントが指定されたストアド プロシージャを実行する SQL 接続が多数ある環境では、エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-8452 ROUND() などの一部のスカラー関数で浮動小数点値を処理すると、正しくない結果になることがある。
PSQL-8427 アクティブ セッションのネットワークが切断中、OLEDB の例外は try-catch でキャッチされない。
PSQL-8420 SELECT の式に UNION と ORDER BY が指定されている場合、"UNION を伴う ORDER BY では、列名への参照は使用できません" を返さないでクラッシュすることがある。
PSQL-8084 サイズが大きい固定長レコードを持つテーブル内の可変長列に対して ORDER BY を指定すると、エンジンがクラッシュすることがある。

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