インストール後のトラブルシューティング
 
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インストール後のトラブルシューティング
インストール後にエラーが発生した場合の対処方法
Pervasive PSQL では、設定やインストールの問題の解決に役立つ機能やツールを備えています。
これらのユーティリティの中には、エンジンのインストール時にインストールされ直ちに実行されるものもあります。すべてのユーティリティはエンジンのインストール後に実行し、環境設定やレジストリ設定、トラブルシューティングに利用することができます。ユーティリティの一覧は、表 27 で示します。
この章では、以下の項目について説明します。
トラブルシューティング ツール
トラブルシューティングの方法
特別な状況における設定
Pervasive System Analyzer(PSA)を使った問題の原因の判別
データベース エンジンが起動するかどうかのチェック
ファイル、クライアントおよびエンジンのバージョン番号の取得
エンジンとクライアントのバージョンの競合
キーの状態:"検証失敗" または "無効"
Pervasive PSQL の一般的な問題のトラブルシューティング
Windows で Pervasive PSQL をアンインストールした後の問題
その他のヘルプの入手方法
トラブルシューティング ツール
次の表は、問題の回避と解決に役立つツールの説明です。
表 27 インストールと問題の判別に役立つ Pervasive ツール
機能/コンポーネント
機能
詳細
Pervasive System Analyzer
システム コンポーネントの分析および通信テストの実行を行います。
Pervasive のメッセージ ログ
記録されるメッセージのタイプには、ステータス、情報、警告またはエラーがあり、これらは Pervasive PSQL コンポーネントから発生します。
Pervasive PSQL User's Guide』のPervasive PSQL メッセージ ログを参照してください。
Gateway Locator
特定のデータ辞書で使用されるゲートウェイを決定または変更します(Pervasive PSQL v11 SP3 Workgroup のみ)。
ワークグループ エンジンの構成を参照してください。
トラブルシューティングの方法
Pervasive Software は、インストール処理が何の問題もなく完了することを望んでいます。しかし、ネットワークの適切なサポートやオペレーティング システムの設定を含め、数多くの要因によって問題が発生する可能性があります。
インストール中に問題があった場合、Pervasive では問題の原因を突き止めるために役立つツールを提供します。この章では、いくつかの実用的なトラブルシューティングのテクニックについて説明します。
メモ: なんらかの理由でインストールが失敗した場合は、Windows %Temp% ディレクトリにインストール ログ ファイルがあります。
チェックリスト
*インストール中にエラー メッセージが表示されましたか?
*ネットワークは正しく機能していますか?
*適切な管理者レベルの権限を持っていますか?
*エンジンは起動していますか?
*クライアント ソフトウェアは正しく機能していますか?
*PVSW.log(Windows)または SysLog(Linux)ファイルにエラーがありましたか?
問題のトラブルシューティング
このセクション以降には、インストールに関する調査で使用可能な以下の手順が含まれています。
記録されるメッセージ
特別な状況における設定
Pervasive System Analyzer(PSA)を使った問題の原因の判別
データベース エンジンが起動するかどうかのチェック
ファイル、クライアントおよびエンジンのバージョン番号の取得
その他のヘルプの入手方法
記録されるメッセージ
Pervasive PSQL によって記録されるメッセージは、問題の解決に役立ちます。メッセージのタイプには、ステータス、情報、警告またはエラーがあり、これらは Pervasive PSQL コンポーネントから発生します。ライセンス管理コンポーネントからのみ発生するライセンス問題に特化したメッセージもあります。いずれの場合も Pervasive PSQL はメッセージを以下のリポジトリに記録します。
Pervasive Notification Viewer
オペレーティング システムのイベント ログ
Pervasive PSQL イベント ログ(PVSW.LOG)(Windows のみ)
Pervasive Notification Viewer へ記録されるライセンス メッセージは、オペレーティング システムのイベント ログおよび Pervasive PSQL イベント ログへも記録されます。同様に、オペレーティング システムのイベント ログに記録されるライセンス メッセージは、Pervasive PSQL イベント ログへも記録されます。ただし、オペレーティング システムのイベント ログと Pervasive PSQL イベント ログには、Pervasive Notification Viewer に記録されないライセンス メッセージが含まれる可能性があります。
ライセンスに特化しないメッセージは、オペレーティング システムのイベント ログおよび Pervasive PSQL イベント ログへ記録されます。
これらのガイドラインに従ってメッセージを使用し、問題を解決してください。
ライセンスに関する問題が疑われた場合は、まず Notification Viewer をチェックし、その次にオペレーティング システムのイベント ログおよび Pervasive PSQL イベント ログをチェックしてください。ライセンスとは関係ない問題が疑われた場合は、オペレーティング システムのイベント ログおよび Pervasive PSQL イベント ログをチェックしてください。
ログの詳しい説明については、『Pervasive PSQL User's Guide』の Pervasive PSQL メッセージ ログを参照してください。ステータス コードの詳細については、『Status Codes and Messages』のステータス コードを参照してください。
特別な状況における設定
ここでは、適切なデータベース操作のために Pervasive PSQL のデフォルトの設定の調整が必要な場合のシナリオを示します。
以下の表では、これらのシナリオのいくつかをまとめています。該当する設定がありましたら、詳細説明が含まれる参照先をご覧ください。
コンピューター環境に含まれるもの
必要な調整
Microsoft Active Directory サービス
次のセクションをお読みください。
複数のネットワーク インターフェイス
マルチホーム設定用の設定を有効にします。
Advanced Operations Guide』で、以下のトピックを参照してください。
中断されやすいネットワーク
ネットワークの中断時にサーバーへの自動再接続を試行する設定を有効にします。
Advanced Operations Guide』の Pervasive Auto-Reconnect を参照してください。
Pervasive PSQL Vx Server ではデータベース エンジンを実行する場合にインターネット接続が必要です。お使いのネットワークで 24 時間以上インターネット接続が失われると、Pervasive PSQL Vx Server のキーの状態が「検証失敗」に変わります。接続を復旧するための期間が 30 日間設けられ、それを過ぎるとエンジンは動作を停止します。
スペースを含める必要がないデータベース ファイル名
Pervasive PSQL で埋め込みスペースを含むファイル名を拒否する設定を有効にします。
Advanced Operations Guide』のスペースを含むファイル/ディレクトリ および 長いファイル名と埋め込みスペースのサポート を参照してください。
Pervasive System Analyzer(PSA)を使った問題の原因の判別
Pervasive System Analyzer は Pervasive PSQL に含まれる診断ユーティリティです。
Pervasive System Analyzer(PSA)は、便宜上、製品のインストール過程に組み込まれていますが、スタンドアロンで実行できる診断ツールとしても使用可能です。このツールは以下の作業に利用することができます。
ネットワークに関する問題のトラブルシューティング
システムにある旧 Btrieve または Pervasive PSQL の検出
ネットワーク環境に影響するその他の要因の注意
現在のコンポーネントのセットとバージョンの表示
メモ: PSA の使用に関する詳細は、『Pervasive PSQL User's Guide』の Pervasive System Analyzer(PSA)を参照してください。
データベース エンジンが起動するかどうかのチェック
Pervasive PSQL エンジンが起動するかどうかを調べるには、以下のお使いのプラットフォームおよびエンジン向けの手順をご覧ください。
Windows サーバー(Vista 以外)
Windows でのワークグループ
Linux でのサーバー
Windows サーバー(Vista 以外)
Windows の[コントロール パネル]のサービス機能を使用することができます。
コントロール パネルを使用して Windows サーバーの Pervasive サービスをチェックするには
1 オペレーティング システムで、[管理ツール]から[サービス]を選択して開きます。
2 サービスのリストをスクロールして次のサービスを探します。
Pervasive PSQL Transactional Engine
Pervasive PSQL Relational Engine
Pervasive PSQL が正しく機能するには、これらのサービスがいずれも開始されていなければなりません。
[状態]列では、そのサービスの現在の状態(開始または停止)を表示します。[スタートアップの種類]列は、そのサービスの開始の設定(システムの起動時に自動的に開始、または手動で開始)を示します。
図 7 サービス状態の表示
3 サービスが開始されていない場合は、そのサービス名を右クリックして[開始]をクリックします。
Windows でのワークグループ
Pervasive PSQL ワークグループ エンジンが起動するかどうかを調べるには、以下の手順に従います。
Pervasive ワークグループ エンジンを起動するには
1 オペレーティング システムの[スタート]メニューまたはアプリ画面から[ワークグループ エンジンの開始]をクリックします。
デフォルトでは、MicroKernel によりリソースが割り当てられ、ローカル アプリケーション データベースのリクエストに対応する準備が整います。
Pervasive ワークグループ エンジンを停止するには
1 オペレーティング システムの[スタート]メニューまたはアプリ画面から[ワークグループ エンジンの停止]をクリックします。
メモ: 以下の条件下でエンジンを停止しようとすると、警告メッセージが表示されます。

- アクティブなクライアントがある。
- エンジンのロード後、何の動作も行われていない。
- オペレーションが最後に実行されてから 10 秒経過していない。
Linux でのサーバー
Linux の ps ユーティリティを使用してエンジン(mkded)が実行されていることを確認できます。
コマンド ラインで次のコマンドを入力します。
ps -e | egrep 'mkded'
Linux で Pervasive PSQL サービスを開始するには
root ユーザー アカウントの権限で、コマンド ラインで次のように入力します。
etc/init.d/psql start
 
ファイル、クライアントおよびエンジンのバージョン番号の取得
Pervasive PSQL のユーティリティを使用して、クライアントおよびエンジンのバージョン番号、あるいは特定のファイルのバージョン番号を調べることができます。
クライアントおよびエンジンのバージョンの確認
Windows プラットフォームで Function Executor を使用して、またはすべてのプラットフォームで BUTIL コマンド ライン ユーティリティを使用してエンジンとクライアントのバージョンを調べることができます。Function Executor は Pervasive PSQL リクエスターを使用して Btrieve クライアント オペレーションをシミュレートするユーティリティです。
Function Executor の使用
Function Executor を使用してクライアント、ローカルおよびリモート エンジンのバージョンを調べます。
Function Executor を使用してエンジンのバージョンを調べるには
1 オペレーティング システムの[スタート]メニューまたはアプリ画面から Function Executor にアクセスします。
2 次のいずれかを実行します。
a. メニューの[表示Btrieve バージョン]をクリックします。
b. 8 で示すように、ツールバーの[Btrieve バージョン情報]ボタンを選択します。
図 8 [Btrieve バージョン情報]ボタンの選択
3 どちらかのバージョン情報オプションを選択すると、クライアント リクエスターとローカル エンジンのバージョンを示すダイアログ ボックスが表示されます。ファイルを開いているときにバージョン情報オプションを選択すると、リモート エンジンのバージョンも表示されます。
図 9 Btrieve バージョン情報の表示
BUTIL ユーティリティの使用
コマンド プロンプトから次のコマンドを入力します。
BUTIL -VER
リクエスターとエンジンのバージョンが表示されます。このツールではリモート サーバー エンジンのバージョンを調べることはできません。
ファイル バージョンの確認
MicroKernel データ ファイルのファイル バージョンは Pervasive PSQL v11 SP3 ユーティリティを使用して調べることができます。Windows プラットフォームでは、Control Center、Function Executor、DDF Builder、または Btrieve Maintenance ユーティリティを使用します。BUTIL コマンド ライン ユーティリティはどのプラットフォームでも使用できます。これらの方法の使用についての情報を次に説明します。
Pervasive PSQL Control Center の使用
Pervasive PSQL Control Center を使用するとファイルのバージョンを調べることができます。
Pervasive PSQL Control Center を使用してテーブルのファイル バージョンを調べるには
1 オペレーティング システムの[スタート]メニューまたはアプリ画面から Control Center(PCC)にアクセスします。
2 左側にある Pervasive PSQL エクスプローラーで対象のデータベースを見つけます。
3 次のいずれかを実行します。
a. ファイルプロパティー]をクリックします。
b. 10 で示すように、テーブル名を右クリックして[プロパティー]を選択します。
図 10 Pervasive PSQL Control Center でのファイル バージョンの取得
4 テーブルのプロパティが表示され、その中に MicroKernel データ ファイル バージョンの基になるファイル バージョンが示されます。
図 11 テーブルのプロパティ ページ
Btrieve Maintenance の使用
コマンド ラインを使い慣れていない場合は、GUI ベースの Btrieve Maintenance ツールを使用できます。
Btrieve Maintenance ユーティリティを使用してテーブルのファイル バージョンを調べるには
1 オペレーティング システムの[スタート]メニューまたはアプリ画面から Maintenance にアクセスします。
2 オプション]メニューの[情報エディターの表示]をクリックします。
ファイル情報エディター]ダイアログ ボックスが表示されます。
3 情報のロード]をクリックすると、[ファイルの選択]ダイアログ ボックスが表示されます。
4 バージョンを調べる必要があるファイル名を入力するか参照して指定します。
ダイアログ ボックスの右上隅にそのファイルのバージョンが表示されます。
Function Executor の使用
Function Executor ユーティリティは Btrieve オペレーションをシミュレートするので、ファイルに対する情報レポート作成を実行することによってファイル バージョンを調べることができます。
Function Executor を使用してテーブルのファイル バージョンを調べるには
1 オペレーティング システムの[スタート]メニューまたはアプリ画面から Function Executor にアクセスします。
2 ファイル]メニューの[開く]を選択します。
Btrieve ファイルのオープン]ダイアログ ボックスが表示されます。
3 バージョンを調べる必要があるファイル名を入力するか参照して指定します。
4 Function Executor でファイルを開いたら、[表示]メニューの[ファイル統計情報]をクリックします。
12 で見られるように、ファイル統計情報ダイアログ ボックスでは上部にファイル バージョンが表示されます。
図 12 Function Executor でのファイル統計情報
Function Executor ユーティリティの詳細は、『Advanced Operations Guide』で説明しています。
BUTIL コマンド ライン ユーティリティの使用
BUTIL の -stat パラメーターを使用して、次のファイル統計情報を取得することができます。
ファイル バージョン
ページ
レコード
キー
コマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。
butil -stat <ファイル名>
たとえば、Pervasive PSQL に含まれる DEMODATA データベースの DEPT.MKD ファイルの統計を取得するには次のように入力します。
butil -stat dept.mkd
BUTIL ユーティリティ(Windows および Linux で使用可能)の詳細は、『Advanced Operations Guide』で説明しています。
エンジンとクライアントのバージョンの競合
Pervasive は、データベース エンジンと同じバージョンのクライアント リクエスターを使用することをお勧めします。通信するデータベース エンジンより古いバージョンのクライアント リクエスターを使用することもできます。ただし、アプリケーションで使用する SDK アクセス方法のタイプによっては、古いバージョンのリクエスターがデータベース エンジンで動作しないこともあります。アプリケーションはデータベース エンジンと通信できなくなります。そのような状況の場合は、データベース エンジンと同じバージョンのクライアント リクエスターを使用する必要があります。
データベース エンジンよりも新しいバージョンのクライアント リクエスターの場合、正しく機能するかどうかはわかりません。Pervasive では、新しいバージョンのクライアント リクエスターと古いバージョンのエンジンを一緒に使用した場合の動作については保証しません。このため、新しいバージョンのクライアント リクエスターと古いバージョンのエンジンを一緒に使用しないようにしてください
メモ: 特に Pervasive PSQL Vx Server をお使いの場合は、データベース エンジンのバージョンと異なる Pervasive PSQL Client を使用しても問題ありませんか?を参照してください。
キーの状態:"検証失敗" または "無効"
Pervasive PSQL のライセンス コンポーネントは、データベース エンジン用のキーが有効かどうかを定期的に検証します。 キーが無効と判定されると、そのキーの状態は "アクティブ" から "検証失敗" に変わります。この状態でも一定の期間内("検証失敗期間" といいます)はデータベース エンジンが正常に機能するので、検証失敗を修正するための時間は十分にあります。デフォルトで、Pervasive PSQL Server および Pervasive PSQL Workgroup での検証失敗期間は 14 日間です。 Pervasive PSQL Vx Server でのデフォルトの検証失敗期間は 30 日間です。
この検証失敗期間が終わる前に検証失敗を修正しなかった場合は、キーの状態が "無効" に変わります。これにより、このキーは無効となりデータベース エンジンはデータ ファイルにアクセスできなくなります。
検証失敗への対応を適時に行う必要があるため、キーの状態の変更はさまざまなログ リポジトリからできるだけ早く通知されるようになっています。詳細については、『Pervasive PSQL User's Guide』の Pervasive PSQL メッセージ ログを参照してください。
Pervasive PSQL の一般的な問題のトラブルシューティング
このセクションでは、Workgroup 製品をインストールする際、または初めて使用する際に発生する可能性のある問題について説明します。
ステータス コード 7224 が返された、あるいは自分のライセンスが License Administrator ユーティリティに表示されなくなりました。
この状況は、Windows Vista 以上のオペレーティング システムで、Pervasive PSQL Workgroup をアプリケーションとしてインストールした場合に発生することがあります。Windows Vista 以上のユーザー アクセス制御(UAC)を使用する OS の場合、アプリケーションはユーザーの管理者権限を継承しません。
Pervasive PSQL ワークグループ エンジンをサービスとしてインストールする、またはエンジンを一旦停止し、管理者としてそのエンジンを起動した後、コマンド ラインまたは GUI バージョンの License Administrator を管理者として実行し、ライセンスを認証してください。
PCC で設定を変更しましたが、変更内容が有効になっていません。
データベース エンジンを停止して再起動してください。エンジン設定コンポーネントの変更を行った場合は、その変更を有効にするためにデータベース エンジンを停止し、再起動する必要があります。データベース エンジンの起動と停止については、データベース エンジンが起動するかどうかのチェックを参照してください。
Windows Vista にインストールされたワークグループ エンジンで PCC を使用してデータベースを新規作成しようとしたらステータス コード 7012 が返されました。
PCC でデータベースを新規作成する場合、新しいデータベースの名前が dbnames.cfg に追加され、対応するシステム DSN を作成するためにエントリが ODBC.INI レジストリに追加されます。
Microsoft Vista オペレーティング システムではレジストリ アクセスに対する制約があるため、データベース システム DSN を作成できるようにするにはワークグループ エンジンを昇格モードで実行するようにしてください。
システム DSN の作成に成功すれば、ユーザーはワークグループ エンジンを起動してその DSN を使用することができます。
メモ: Windows Vista では、標準ユーザーがユーザー DSN を作成する際にこの制約を受けることはありません。
アプリケーションが正常に実行された後で、ステータス コード 95(無効なセッション)が返されました。
アプリケーションのデータベース エンジンとのセッションが失われています。これは、前述のトラブルシューティング例のように、設定値を変更した後でデータベース エンジンを再起動する必要がある場合などに発生する可能性があります。データベース エンジンを停止すると、その時点で実行されていたアプリケーションのデータベース エンジンとのセッションが失われます。通信を再確立するためには、すべてのユーティリティをいったん停止した後で再起動する必要があります。
このステータス コードが返される可能性があるその他のケースについては、『Status Codes and Messages』マニュアルを参照してください。
Pervasive PSQL アプリケーションをインストールしたら、ほかのアプリケーションが使用できなくなりました。
最新の DLL で上書きされた場合は、Pervasive PSQL インストール時に自動的に作成されるバックアップ ディレクトリを使用して、上書きされた DLL を元に戻すことができます。
DOS コンポーネントが正しく機能していることを確認する方法が知りたいのですが。
Pervasive では、DOS コンポーネントが適切に機能していることを確認できるよう、BUTIL.EXE の DOS バージョンが用意されています。このファイルは、Pervasive PSQL プログラム ファイルがデフォルトでインストールされるディレクトリの PSQL\BIN フォルダーにインストールされます。
プログラムが異常終了した後に、アプリケーションを再起動できなくなりました。
データベース エンジンが不正に停止された場合、そのコンポーネントがメモリに残ることがあります。
Ctrl + C キー を使用、または処理の中断によってアプリケーションが異常終了した後にプログラムを再起動できない場合
1 システムをシャット ダウンして、再起動します。
2 この問題の発生を防止するため、アプリケーションを異常終了させないようにしてください。
ワークグループ エンジンがアプリケーションで使用されません。
以前の Pervasive PSQL リクエスターがインストールされており、その後 Pervasive PSQL v11 SP3 ワークグループ エンジンをインストールした状況で、アプリケーションがリクエスターのみを使用していた場合は、古い設定でローカル アクセスが無効になっている可能性があります。Pervasive PSQL v11 SP3 ワークグループ エンジンのインストール プログラムは、既存の設定を上書きしません。ローカル アクセスを有効にする方法については、サーバー エンジンとワークグループ エンジンの同時使用を参照してください。
Pervasive PSQL オンライン ドキュメントにアクセスする方法を知りたいのですが。
オンライン マニュアルにアクセスするには
1 オペレーティング システムの[スタート]メニューまたはアプリ画面から[PSQL Control Center およびドキュメント]にアクセスします。
2 PCC インターフェイスの[ようこそ]ページで目的のマニュアル名をクリックします([ようこそ]ページが開かれていなかった場合は、[ヘルプ]メニューから[ようこそ]をクリックします)。
インストール中に、"セットアップでは、新しいパスが長すぎるため、autoexec.bat の PATH ステートメントは更新されませんでした" とのエラー メッセージが表示されました。
このメッセージは、更新される PATH 定義が長すぎる(環境領域の制限文字数を超えている)ために、インストール プログラムが PATH 環境変数を更新することができなかった場合に表示されます。config.sys で定義されている環境領域を増やす方法についての情報は、Microsoft KnowledgeBase で該当する記事を参照してください。
このメッセージが表示された場合、REM ステートメント(コメント)が autoexec.bat ファイルに追加されます。REM ステートメントには入力された PATH の値が含まれています。PATH ステートメントは手動で変更することができます。
可能であれば、PATH の値が環境領域(制限文字数)範囲内に収まるインストール ディレクトリの場所に製品をインストールすることが最良の方法です。
Windows で Pervasive PSQL をアンインストールした後の問題
Windows の「アプリケーションの追加と削除」メカニズムを使って Pervasive PSQL をアンインストールすれば、システム上のデータベース エンジン ファイルはすべて削除されます。しかし、アーカイブされたコンポーネントを復元するなどの操作を行っていた場合は、多くのファイルが削除されないままシステム上に残ります。これは、Windows オペレーティング システムのインストール処理メカニズムによって発生する副次的な事象です。
通常の場合、Windows ではファイルが複数のプログラムから使用されていることを示すカウント数を保持しています。アンインストール プログラムでは、複数のプログラムから使用されているファイルはシステムから削除しません。これは適切な動作ですが、結果的には Pervasive PSQL のアンインストール プログラムが正しく機能しません。
その他のヘルプの入手方法
Pervasive Software では、インストールが正しく完了するよう万全を期しています。インストール中またはインストール後に、ユーザー マニュアルでは対処できない問題が発生した場合は、株式会社エージーテックにお問い合わせください。速やかに対処いたします。
ご質問への回答や問題のトラブルシューティング方法に関するリソースおよび問い合わせ先の情報については、『Pervasive PSQL User's Guide』の Pervasive Software のリソースを参照してください。
テクニカル サポート
Pervasive PSQL のインストールに関するご質問や問題については、株式会社エージーテックのサポート サービス部門がお役に立ちます。