Windows 版のアップグレード
 
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Windows 版のアップグレード
アップグレードする際の検討事項
以下のセクションでは、Windows でサポート対象の以前のバージョンから最新リリースへアップグレードする方法について説明します。アップグレード時に移行される設定についても説明します。
以前のバージョンから Zen v14 へのアップグレード
アップグレード後の操作に関する一般的な質問
このドキュメント全体を通して、明示的なバージョン番号のない "Zen" はすべてのバージョンを意味しています。
以前のバージョンから Zen v14 へのアップグレード
以前のバージョンの Zen から Zen v14 へアップグレードする場合は、初めてインストールしたときと同じ手順に従って行ってください。インストール手順の詳細については、Zen Enterprise Server と Cloud Server (Windows 版)のインストールを参照してください。
PSQL v10 より前のバージョンから Zen v14 へアップグレードする場合は、Zen をインストールする前にその古いバージョンをアンインストールしておく必要があります。PSQL v10 からアップグレードする場合は、そのバージョンが削除される前に Zen v14 がそのバージョンをアーカイブします。
古いバージョンからアップグレードして新しい機能を使用したい場合は、必要に応じてデータ ファイルをリビルドして 9.5 または 13.0 のファイル形式にする必要があります。Rebuild ユーティリティを使用してデータ ファイルを変換する方法の詳細については、『Advanced Operations Guide』のデータ ファイルの変換を参照してください。
PSQL v10 より前からのアップグレードの場合、ptksetup.ini で定義されている設定のみが移行されます。PSQL v10 以上のバージョンの場合、アップグレードでは ptksetup.ini で定義されている設定を無視し、単純にすべての設定を移行します。
v12 や v13 などの新しいメジャー リリースへのアップグレードの場合は、それより前のリリースで用いた製品キーは無効になることに注意してください。新しいメジャー リリースを認証するには新しいキーを入手する必要があります。
Zen v14 へアップグレードする際の検討事項
製品に関する最新情報を確認したら、以下にリストする留意点を検討してアップグレードのインストール準備を完了してください。
*Zen アプリケーション - 現在お使いの環境で使用している旧バージョンの Btrieve または Zen アプリケーションを把握しておいてください。クライアント ベースおよびサーバー ベースのアプリケーションの両方も覚えておいてください。
*Zen エコシステム製品 - アップグレード先となる Zen のバージョンと連携させる Audit for PSQL、Backup Agent、または DataExchange については、その既存のインストールをまずアンインストールしておく必要があります。ただし、アンインストールする前に、アップグレード後に新バージョンを再インストールして設定する際に使用できるように、設定を保管しておくことをお勧めします。
*ベンダー仕様情報 - アプリケーション ベンダーが Zen を使って開発した製品に関する仕様情報を確認してください。
*TCP/IP プロトコル - TCP/IP ネットワークが正しく構成されており(サーバーに対して名前で ping を正常に実行できるようにしてください)、クライアントとサーバー間(それぞれのコンピューター上も含む)でファイアウォールを構成してデータベース トラフィックを渡すようにする必要があります。Windows ファイアウォールを参照してください。
*DOS リクエスター - DOS アプリケーションは BTRBOX リクエスターでのみサポートされます。Zen をアップグレードする前に、DOS ネイティブ マシンを Win32 プラットフォームに移行します。BTRBOX および DOS アプリケーションは、64 ビットの Windows プラットフォームではサポートされていません。
*新機能とファイルのリビルド - 新機能を利用するには、データ ファイルをリビルドしてこれらのファイルが最新バージョンのフォーマットを使用できるようにする必要があります。『Advanced Operations Guide』に記載されている Rebuild ユーティリティを参照してください。
*データ ファイルのバックアップ - アップグレードを行う前に、現存するデータ、データベース エンジン ファイル、および設定を必ずバックアップしておいてください。
アップグレード後の操作に関する一般的な質問
このトピックでは、インストール プログラム実行後の操作に関する情報を説明します。問題が生じた場合は、インストール後のトラブルシューティングを参照してください。
データ ソース名(DSN)の操作方法
以下の表では、Zen のアップグレードを行った後の DSN のアップグレード手順を説明しています。
シナリオ
説明
Pervasive.SQL 2000i SP4 よりのバージョンで作成された既存の DSN がある。
アップグレードの前に既存の DSN をすべて削除する必要があります。アップグレードが完了したら、DSN を再作成して既存のデータベースにアクセスしてください。
エンジン DSN の使用は推奨されないので、新規の DSN はエンジン DSN はなく名前付きデータベースに接続するようにしてください。
ODBC Guide』の ODBC 接続文字列を参照してください。
Pervasive.SQL 2000i SP4 以上のバージョンで作成された既存の DSN がある。
既存の DSN に接続してデータベースにアクセスできます。
ただし、エンジン DSN の使用は推奨されないので、新規または修正を施す 32 ビット アプリケーションは、エンジン DSN ではなく名前付きデータベースに接続することをお勧めします。
32 ビット アプリケーションを 64 ビットに移植する場合は、以下の変更を行ってください。
アプリケーションが DSN レス接続(接続文字列 "Pervasive ODBC Client Interface" を使用した接続)を利用している場合、その接続文字列を "Zen ODBC Interface" に変更します。
アプリケーションがエンジン DSN またはクライアント DSN を使用する場合は、名前付きデータベースに接続する 64 ビット DSN を作成する必要がありますまた、64 ビット Windows オペレーティング システムの場合、レジストリ設計により 64 ビット システム DSN と 32 ビット システム DSN は区別されているので注意してください。
ODBC Guide』の ODBC 接続文字列を参照してください。
定義されている DSN はない。
DSN の作成の詳細については、『ODBC Guide』の DSN のセットアップおよび接続文字列を参照してください。
32 ビット アプリケーション用に DSN レス接続を使用する場合は、接続文字列 "Pervasive ODBC Client Interface" を使用して名前付きデータベースに接続してください。64 ビット DSN の場合は、接続文字列 "Zen ODBC Interface" を使用して名前付きデータベースに接続してください。
以前のリリースのファイルはどのように変換すればよいですか?
古いデータ ファイルを新しい形式に変換する必要はありませんが、新しい形式で利用可能となる新機能を使用したい場合は変換しなければなりません。v6.0 以前または v6.x 形式のファイルは、Rebuild ツールを使用して 7.x、8.x、9.x、または 13.x 形式に変換してください。詳細については、『Advanced Operations Guide』を参照してください。
どのようなユーザー ライセンスがインストールされますか?
インストール時にライセンス番号を入力しなかった場合は評価版がインストールされます。このライセンスに必要な設定はありません。インストールした後に、License Administrator ツールを使用して、インストールされたライセンスの一覧を見ることができます。License Administrator の詳細については、『Zen User's Guide』を参照してください。