Actian Zen v14 SP1

修正プログラム リリース - 2021/1/29

インストール ビルド バージョン 14.11.026
コンポーネント ビルド バージョン 14.11.024

目次

製品

この修正プログラムは次の Actian Zen 製品に適用します。これ以外の製品には適用できません。

実行ファイル、圧縮ファイル

Windows

Linux

macOS

インストールに関する注記

デフォルトで、このアップデートでは修正プログラム（パッチ）のインストール ログ ファイルを %temp% に作成します。実行ファイルから展開した .msp ファイルを使用する場合、このパッチの適用時にログ ファイルを作成するには、コマンドラインから /l オプションを使用してパッチの実行ファイルを実行してください。次の例では、このパッチ アップデートで "patch_install.log" という詳細なログ ファイルを作成します。

Zenv14Patch_type.msp /l*v <path>¥patch_install.log

アンインストールに関する注記

Windows システムでは、ほとんどの場合、Zen パッチ アップデートをアンインストールすることでそのパッチ アップデートを "ロールバック" することができます。このアンインストールによって、アップデート前のバージョンの Zen バイナリを復元します（パッチが削除できないケースについては後述の「注意」を参照してください）。

コマンド ラインから Zen の製品アップデートをアンインストールするには次のことが必要です。
次のいずれかのコマンドで製品アップデートを削除することができます。

コマンドを実行するユーザーは、元の Zen インストールによってインストールされたソース ファイルにアクセスできなければなりません。

注意：場合によっては、Zen パッチを削除できないことがあります。"修正プログラム パッケージのアンインストールは、サポートされません。" という警告メッセージ が表示されます。このメッセージはログ ファイルにも記録されます。パッチを削除する必要がある場合は、まず Zen 自体をアンインストールし、必要なバージョンを再インストールしてから、適切なパッチを適用してください。

解決された問題

修正プログラム (Build 14.11.026) では次の問題の解決および機能強化が行われました。
追跡番号
説明
PSQL-8452 ROUND() などの一部のスカラー関数で浮動小数点値を処理すると、正しくない結果になることがある。
PSQL-8427 アクティブ セッションのネットワークが切断中、OLEDB の例外は try-catch でキャッチされない。
PSQL-8420 SELECT の式に UNION と ORDER BY が指定されている場合、"UNION を伴う ORDER BY では、列名への参照は使用できません" を返さないでクラッシュすることがある。
PSQL-8380 OLEDB プロバイダーで、パラメーターを使用して UPDATE ステートメントを実行すると、小さなメモリ リークが発生することがある。
PSQL-8373 クエリの IN リストをインデックス付きの NCHAR 列に対して使用すると、正しくない結果になることがある。
PSQL-8356 INSERT に一重引用符を含むテーブル名（例："TestVar'Char"）へのパラメーターが指定されていると、行の挿入に失敗するが、エラーは返されない。
PSQL-8346 エンジンが実行されていないとき、ADO.NET プロバイダーは 1 秒接続タイムアウト設定を使用しない。
PSQL-8304 DSN を使用しない接続で次のような不完全な接続文字列を使用すると、正しくない結果になることがある。
DRIVER={Pervasive ODBC Interface};ServerName=localhost;ArrayFetchOn=;ArrayBufferSize=;DBQ=test;
PSQL-8272 複数の集計関数（例：count(1)-max(1)）を含む複雑な式が指定された SELECT を実行すると、エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-8243 Windows IoT Core に Zen Edge をインストールする際、試用ライセンスの適用に失敗し、不明なエラーが返されることがある。
PSQL-8232 Perl、Python、Php、C#、および JavaScript での Btrieve2 のインストールに関するドキュメントが https://www.agtech.co.jp/products/actian/docs_portal/Zen/btrieve2v14/html/index.html に追加された。
PSQL-8225 キャッシュされたストアド プロシージャを実行した場合、最適化に使用されるインデックス列の LIKE 式がプロシージャのパラメーターに含まれていると、正しくない結果になることがある。

修正プログラム (Build 14.11.023) では次の問題の解決および機能強化が行われました。
追跡番号
説明
N/A このリリースは Windows 10 リリース 2004 での動作を検証済みです。
PSQL-8160 SQLTables() ODBC 呼び出しを空の文字列パラメーターを指定して使用すると、エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-8104 最適化のために選択されるインデックスが適切でない。
PSQL-8089 SQL エンジンが、ワイド型データを含むセグメント キーで最適化するときに、正しくない結果になることがある。
PSQL-8084 サイズが大きい固定長レコードを持つテーブル内の可変長列に対して ORDER BY を指定すると、エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-8068 日付/時刻データ型でヌルが含まれる列を使用したクエリを実行すると、エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-8067 大きなファイルで identity/autoincrement 列のインデックスを作成すると、エンジンがクラッシュすることがある。
PSQL-8062 ADO.NET SDK にいくつかのサンプル ファイルがない。
PSQL-8056 RAD Studio 10.4 の PDAC サポートが追加された。 メモ：これらのコンポーネントは SDK にのみ含まれており、エンジンやクライアントの修正プログラムには含まれていません。
PSQL-8028 Btrieve2 ドキュメントにおける GetLastStatusCode の使用をはっきりさせた。
PSQL-7966 パラメーターを NULL にバインドした後に、"パラメーター <パラメーター名> に対し、SQLBindParameter は呼び出されませんでした" が返されることがある。
PSQL-7963 dsnadd ユーティリティは、ユーザーのホーム フォルダーに不要な odbc.ini を生成することがある。
PSQL-7937 DEU エクスポートは、GROUP BY と順序付きテーブル サブクエリを含むクエリを実行すると、正しくない結果を生成することがある。
PSQL-7936 テーブル サブクエリと ORDER BY 句を含むクエリを使用したエクスポートで、構文エラーになることがある。
PSQL-7928 IN 句で、符号なしの列に対して負の数を指定したリストを使用したときに、"数値が範囲外です" が返される。
PSQL-7923 LIMIT/OFFSET を含む IN サブクエリを使ったクエリに対して "不明なエラー" が返される。
PSQL-7917 LIMIT 句を含む = サブクエリでは複数行が返り、正しくない結果になることがある。
PSQL-7912 iOS 向けの TaskList サンプル プロジェクトを更新した。
PSQL-6659 Android SDK の TaskList サンプル プロジェクトに含まれる zendb.config を更新した。

修正プログラム (Build 14.11.014) では次の問題の解決および機能強化が行われました。
追跡番号
説明
PSQL-7776 ADO.NET から UPDATE ステートメントを実行した場合、CHAR データに '!' が含まれていると、"埋め込みオブジェクトを表示できません" エラーで失敗する。
PSQL-7767 32 ビットの PowerShell を使用して Visual Studio 2019 で ADO.NET SDK をインストールしようとすると、"Zen を見つけられません" エラーが返される。64 ビット PowerShell の使用を明示するメッセージを返すように修正された。
PSQL-7754 DEU.exe は、日本語のダブルバイト（ShiftJIS）文字列データを正しく処理しない。
PSQL-7738 暗号化レベルが 128 ビットであるファイルに対して BUTIL -STAT を実行すると、"128 ビット" ではなく "128 バイト" と表示される。
PSQL-7737 ZenCC を使用したグリッド モード挿入の結果として実行されるトリガーは、IDENTITY 列に対して正しい indata 値を取得しない。
PSQL-7734 SQL エラー メッセージの一部として列名を含んでいるものには、エラーの原因となった列が計算列であった場合、"N/A" ではなく "null" を返していたメッセージがいくつかあった。
PSQL-7726 挿入のパラメーターの配列における最初の値として NULL を使用すると、すべてのパラメーターが NULL に設定される。
PSQL-7718 ADO.NET から、SQL_BIGINT 型が指定された CONVERT を使用したクエリを実行すると、"DataReader.GetFieldType(24) が null を返しました" エラーが返される。
PSQL-7717 PDAC を使用して LongVarChar データを挿入または取得すると、データの最後のバイトが切り詰められることがある。
PSQL-7713 SQL エンジンは、v13 R2 より前のリリースとは異なる、より遅いインデックスで最適化している。
PSQL-7650 Zen エンジンは、非常に大きなファイルに対して大量の書き込み処理をしているとき、数分程度応答しなくなることがある。
PSQL-7632 AUTOTIMESTAMP/TIMESTAMP2 列の上限に近い値で制限すると、正しくない結果になる。
PSQL-7604 UTF-8 以外のエンコードを使用してデータベースを作成しようとすると、Zen Core はエラーを返さないでクラッシュすることがある。
PSQL-7521 64 ビットの呼び出しをサポートするために、DTI SDK の dticonst.pas（Delphi 用）を更新した。
PSQL-7131 64 ビット コマンド ラインの License Administrator は、"エンジンは起動していません" ではなく "一般的なエラー" を返すことがある。
PSQL-7043 ibstdc++ を Linux にインストールする場合、より新しいバージョンが既に存在してもインストールされてしまう。

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