[Tips01]FastReport .NETの概要
FastReport .NETは、日常業務で使われるさまざまな帳票類をノンコーディングで簡単に作成できる高機能デザイナーを備えたレポーティングツールです。
データベースから取得したデータを作成した帳票テンプレートに動的に出力します。
FastReportの帳票作成画面(デザイナー)は次のような構成になっています。(画像はWinFormsエディション)
- リボン : 各オブジェクトの書式、データ接続、レイアウトなどの設定メニュー
- バンド : 個別のオブジェクトを配置・出力制御する枠組み
- オブジェクト : テキスト、図形、表、バーコード、グラフなど、帳票に必要な最小要素
- データ : データソース、システム変数、集計・関数などの設定・管理メニュー
- プロパティ : 各オブジェクト、バンド、データなどの詳細設定メニュー
- ページ : 書式(テンプレート)単位で作成するタブ(改ページや出力順序とは直接関係しません)
これらの要素をひとつずつ見ていきます。
リボン
メインは「ホーム」タブと「レポート」タブで、ホームでは主にオブジェクトの書式設定(フォント、罫線、色、単位など)のメニューが並びます。
「レポート」タブでは主にデータソースとの接続、バンド、ページの設定を行います。
バンド
帳票のレイアウトやデータの出力を制御するのがバンドです。バンドは13種類あり、出力要件に合わせて重複配置する場合もあります。
オブジェクト
帳票に存在する最小単位の要素で、最もよく使われるのはテキストオブジェクトです。左側にあるオブジェクトを選択してデザイナー上の任意の場所に配置します。
テキストオブジェクトには、任意の文字列のほか、データソースの項目データや日付などシステム変数の挿入、集計などの関数や数式も入れることができ、通貨やパーセントなどの書式も設定できます。
その他、図形や表、行列、バーコード、チェックボックスなどさまざまな要素オブジェクトがあります。
データ
帳票が接続しているデータソースを表示・編集します。また、システム変数や関数の選択、集計の作成などもこのパネルから行います。
プロパティ
各オブジェクト、バンドについて詳細な設定を行います。デフォルトから変更した箇所は太字で表示されます。
ページ
データベースと連携してデータを表示する帳票ツールでは、データ(行)を下方向に出力し、A4などの物理的なサイズを超えると自動的に改ページされます。
ただし、ここで言う「ページ」は、単なる通し番号としてのページ数を指すのではなく、「見積書と発注書」、「表紙と一覧」のように書式や内容が異なるデザイン(帳票の種類や構成の単位)を「ページ」としています。
これらの要素を組み合わせてさまざまな業務帳票を作成できます。

